三菱化学、山口大学とMOT総研の3者で植物工場に関する包括的連携協定を締結製造マネジメントニュース

三菱化学、山口大学、MOT総合研究所の3者が持つ技術基盤や事業開発のノウハウ・知見を融合させ、新たな栽培品目や栽培技術・設備技術などの研究・開発を実施する。

» 2014年08月01日 12時30分 公開
[MONOist]

 三菱化学は2014年7月22日、山口大学および同大学発ベンチャー企業のMOT総合研究所と、植物工場全般の共同研究開発について、包括的連携協定を締結したと発表した。

 三菱化学は、2010年1月より完全人工光型植物工場システムを販売している。植物の育成環境を最適な状態に制御することで、気候に関係なく年間を通して同品質の野菜が栽培できる。国内をはじめ、ロシア・香港などで高い評価を得ている。

 山口大学は、植物と光・養液との関係、栽培環境のモニタリングなど、植物工場に関わるさまざまな研究・開発を行っている。また、MOT総合研究所は、地域経済の発展や地域社会の形成を目的に、環境・エネルギー・食物・バイオなどの分野で事業開発を進めている。

 今回の連携協定により、3者が持つ技術基盤や事業開発のノウハウ・知見を融合させ、新たな栽培品目や栽培技術・設備技術などの研究・開発を実施する。さらに今後は、研究開発を通じて人材交流や人材育成も図るという。

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