OKIエンジニアリング、工場向けにナノマテリアルの計測・評価サービスを開始：FAニュース

従業員へのナノマテリアルの曝露（ばくろ）防止と、外部への汚染防止を図る作業環境測定を、新たな設備投資なしで実施できる。

» 2014年08月04日 07時30分公開

[MONOist]

　OKIエンジニアリングは2014年7月1日から、半導体や医薬品などを製造する工場向けに「ナノマテリアルの計測・評価サービス」の提供開始したと明らかにした。

　近年、カーボンナノチューブなどのナノマテリアルが多用されるようになり、工場従業員や近隣住民などの体内への侵入などが懸念されている。

　同サービスはそうした懸念に応えるもの。まず可搬型の微粒子測定器を使って、製造工場の室内外のナノマテリアル粒子数を計測。さらに捕集した微粒子の観察と成分分析で素材を確認して、空気中の飛散防止対策を提案する。

　これにより、製造工場の従業員へのナノマテリアルの曝露（ばくろ）防止と、外部への汚染防止を図る作業環境測定を、新たな設備投資なしで実施できる。

　標準価格は、事業所環境モニタリング1件当たり25万円から。年間1000万円を販売目標にしている。

半導体試料研磨機付近で計測する様子

「FAニュース」バックナンバー

FAメルマガ始めました

MONOist FAフォーラムのメールマガジンの配信をスタートしました。FAニュースをはじめ、PLCや産業用ネットワーク、産業用ロボット、インダストリー4.0など注目の話題をまとめてお届けしています。

ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。

ITmediaはアイティメディア株式会社の登録商標です。