iPhoneでぐるーり360度回転画像を撮影できる「くるみる」発売撮影時間はたったの25秒

プレス金型製作を手掛けるニットーは、iPhoneと回転アームにより、被写体の360度回転画像を手軽に撮影できる「3D-360°フォトスタイル『くるみる』」の販売開始を発表した。

» 2014年09月02日 13時09分 公開
[MONOist]
くるみる

 プレス金型製作を手掛けるニットーは2014年9月2日、iPhoneと回転アームにより、被写体の360度回転画像を手軽に撮影できる「3D-360°フォトスタイル『くるみる』」の販売開始を発表した。販売価格は2万9700円(税込)で、同社オンラインショップにて販売される。初年度の販売目標は500台。

 同製品は、ニットーと日本コンピュータ開発の共同開発によるもので、クラウドファンディング「zenmono」で資金調達を行い、製品化を実現した。

 iPhoneを回転アームに取り付け、専用アプリを起動し、アームを時計回りに360度回転させることで、被写体の360度回転画像の撮影が行える。撮影に要する時間は25秒。高価な撮影システムが不要で、ランニングコストを掛けずに360度回転画像を手軽に撮影できるのが特徴である。なお、回転アームの開発をニットーが、専用アプリの開発を日本コンピュータ開発が担当した。

3D-360°フォトスタイル「くるみる」 3D-360°フォトスタイル「くるみる」の利用イメージ

 撮影した画像は、iPhoneやiPad上で閲覧できる他、ネットワークを通じ、Webサイト上に埋め込んだり、FacebookやTwitterといったSNSで投稿・シェアしたりできる。例えば、Webショップなどで取り扱い商品の360度回転画像を掲載することで、商品の魅力を分かりやすく伝えることができるだけでなく、実際に目の前にあるかのような体験を提供できるという。

動画 iPhoneを使った「3D-360°フォトスタイル『くるみる』」 ※出典:ニットー

 回転アームの仕様は次の通り。テーブルサイズは直径が240mmで、高さが34mm。アームの最大回転直径は560mm。材質はアルミニウム(アルマイト、塗装)で、重量は560g。撮影用の専用アプリは、iOS 6.0以降をサポート。iPhone 5以降、iPad 2以降のデバイスに対応する。

回転アーム専用アプリ画面 (左)回転アーム/(右)専用アプリ画面 ※画像クリックで拡大表示

 なお、同年9月27日に、3Dデータの作成から3Dプリントまでの工程を手軽に学べるワークショップ「くるみるでくるっと手軽に! 3Dスキャン&3Dプリント」が開催される予定だ。

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