安川電機、愛知に中部ロボットセンター新設――中部地域向けロボット事業強化FAニュース

新施設では、実機を使ったデモやテストを行うことで、自動化拡大の余地がある、食品、医薬品、化粧品市場などハンドリングロボットの市場開拓に注力する。システムインテグレーターへの情報提供や教育などのサポート体制も強化する。

» 2014年09月08日 15時00分 公開
[MONOist]

 安川電機は、中部地区のロボット事業の強化のため、愛知県みよし市に中部支店・中部ロボットセンターの開設を計画していることを明らかにした。完成は2015年3月末で、2015年4月21日に稼働を開始する予定だ。

 今回開設される施設では、「来て・見て・触って」をコンセプトに、実機を使ったデモやテストを行う設備を用意。ロボットへの理解を深めてもらうとともに、ハンドリングロボットの自動化拡大の余地がある、食品・医薬品・化粧品市場などの市場開拓と受注拡大を図る。また、ロボットを使った自動化設備の設計・製作を請け負うシステムインテグレーターへの情報提供や教育などのサポート体制も強化する。

 さらに同施設には、営業機能も集約する。営業員・技術員による提案活動、技術相談、実機を使ったソリューションテスト、各種教育などのビフォアサービスを強化し、その情報を一元化して開発部門と共有。製・販・技一体となってマーケティング機能の強化を推進し、製品開発に生かすという。

 規模は、敷地面積8754m2(2648坪)、建物面積1889m2(571坪)、のべ床面積5813m2(1758坪)。環境・エネルギー事業への取り組みの一環として、屋上には太陽光発電設備を設置し、サーボモータ、サーボパック、インバータなどのモーションコントローラ製品も展示する。

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