面接で悪印象、「この会社には入社したくない」と感じた転職者は56%キャリアニュース

悪印象を与えた面接官の行動としては、「タバコを吸いながら面接された」「面接中に、面接官が携帯電話を触り出した」などのマナー違反や、「時間通りに行ったにもかかわらず 『一時間後に出直してほしい』と言われた」などの連絡不備などが挙げられた。

» 2014年09月16日 18時30分 公開
[MONOist]

 転職活動中に面接での印象が悪かったことから、「この会社には入社したくない」と思ったことのある転職活動経験者は56.3%もいるようだ。エン・ジャパンがこのほど発表した「転職活動中の面接」についてのアンケート調査で明らかになった。

 悪印象を与えた面接官の行動としては、「タバコを吸いながら面接された」「面接中に、面接官が携帯電話を触り出した」などのマナー違反や、「時間通りに行ったにもかかわらず 『今は(面接者が)いないから一時間後に出直してほしい』と言われた」などの連絡不備、「結婚の予定について質問された」「プライベートな内容について、不快感をおぼえるほど聞いてくる」などの質問をされたこと、「一方的に話をされ、かつ私自身に対して質問もなかった」といった態度や、圧迫面接をされたことなどが挙げられた。

photo 転職活動中に面接を受け、“この会社には入社したくない”と思ったことがありますか?

 一方、面接がきっかけで「この会社で働きたい」と思ったことのある転職希望者もほぼ同数(56.1%)いるようだ。

photo 転職活動中に面接を受け、”ぜひ、この会社で働きたい”と思ったことはありますか?

 そう思った理由としては、「面接官の方の印象が、非常に優しく穏やかだった」「圧迫面接ではなく、話しやすい雰囲気や話を聞いてもらえる姿勢が見える面接で有難かった」などの話しやすい雰囲気や、「小さいことですが、ペットボトルのお茶を出してくれた」などの心遣いを感じたことの他、会社や仕事内容、業界のことなどを詳しく説明をしてもらえたことなどが挙げられている。他にも「説明会において、良い点も、悪い点も教えてくれた」「応募から面接までの一連の流れに一切のムダがなく、スピーディー。対応もしっかりしていた」「子どもがいるため、子育てに共感してくれた」など、正直さや誠実さにも好印象を持たれることが多いようだ。。

 このような結果から、エン・ジャパンは「応募者の入社意欲を上下させるのは、実際の採用シーンで立ち会う面接官の影響が多分にあるよう」だと結論付けている。

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