山洋電気、高精度なバッテリーレスアブソリュートエンコーダ「HA035」を開発FAニュース

バッテリーを使用しないため、メンテナンスが不要で省スペース。使用温度範囲は−20℃〜+105℃と広く、環境振動は最大で15Gに対応するなど、耐環境性も向上している。1回転内の分割数は最大838万8608分割(23bit)で、装置の細かな制御もできる。

» 2014年09月20日 10時00分 公開
[MONOist]

 山洋電気は2014年9月1日、高精度なバッテリーレスアブソリュートエンコーダ「HA035」を発売した。同社のサーボモータ「SANMOTION」シリーズに搭載されるエンコーダのラインアップを拡充したもの。

 HA035は、寿命部品であるバッテリーを使用しないため、メンテナンスが不要で省スペースとなっている。使用温度範囲は−20℃〜+105℃と広く、環境振動は最大で147m/s2(15G)に対応するなど、従来製品と比較して耐環境性も向上している。

 また、1回転内の絶対角度精度は、通常版が約0.1667°(10分) 以下、高精度版が約0.0167°(1分)以下で、装置の精度を高めることもできる。さらに、1回転内の分割数は最大838万8608分割(23bit)と分解能力が高く、細かな制御も可能となっている。

 主に、高い精度が求められる工作機械・射出成形機・ロボットなどの産業用装置、輸送機器向けを想定している。

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