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» 2014年09月30日 10時00分 UPDATE

3Dプリンタでデジタルモノづくりをはじめよう(1):【第1話】「あッ 3Dプリンター屋だッ!!」との出会い (1/4)

「自分でも3Dプリンタを使えるようになりたい!」と願うY君と、中野ブロードウェイにある「あッ 3Dプリンター屋だッ!!」のN店長との交流を通じ、パーソナル3Dプリンタを使いこなすためのハウツーを解説する連載。Y君とN店長の出会いから物語はスタートします。

[東京メイカー 中村翼,MONOist]
3Dプリンタでモノづくりはじめてみよう!!

 最近、「3Dプリンタ」が話題になっています。この物語の主役の1人であるY君は「実際に3Dプリンタを使ってみたい」と思い、中野ブロードウェイにある「あッ 3Dプリンター屋だッ!!」を訪ねることにしました。そこで、N店長と出会い、いろいろと話を聞きながら3Dプリンタによるモノづくりの世界を体験していきます。

 本連載「3Dプリンタでデジタルモノづくりをはじめよう」では、N店長とY君の会話を通じて、実際に3Dプリンタで作品を出力するまでの流れを紹介していきます。


本連載の登場人物

N店長(笑)
N店長
中野ブロードウェイにある「あッ 3Dプリンター屋だッ!!」の店長。3Dモデリングや3Dプリンティングに関する知識が豊富で、デジタルモノづくり全般のさまざまな相談事にのってくれる。中野かいわいの情報やサブカルについても詳しい。

Y君(笑)
Y君
中野駅近くのM大学の学生。3D CADは授業で少しだけ触ったことがあるが、3Dプリンティングに関する知識はゼロ。自分の手で3Dプリンタを操作して出力してみたいが不安を感じている……。



いざ、「あッ 3Dプリンター屋だッ!!」へ

 この物語の舞台は、日本サブカルチャーの聖地として知られる中野ブロードウェイ。そこに、たくさんの3Dプリンタが並んでいるとてもユニークなお店がオープンしたと聞き付けて、Y君は早速遊びに行くことにしました。

――てくてく(足音)。

Y君(普通)

あッ(あった!)3Dプリンター屋だッ!! えーっと……(もじもじ)。


N店長(普通)

やあ、こんにちは。店長のNです。ここに来るのは初めてかな?


Y君(笑)

は、はい。はじめまして! 近所のM大学に通っているYです。こんなに3Dプリンタが並んでいるところを初めてみましたよ〜。超感激です。


N店長(笑)

ふふっ。喜んでくれてありがとう。Y君のように、このお店の評判を聞き付けていろいろな人が3Dプリンタを見に来るんだよ。一度にこれだけたくさんの3Dプリンタを見られるところも珍しいからね。


Y君(不安)

はい。ボクも3Dプリンタを使って、自分のアイデアを形にしてみたいと思ってるんですが……。実際、どういうモノなのかよく分からないので見に来たんです。ボクでも使いこなせるのでしょうか?


N店長(普通)

何事も興味を持って行動に移すことは大切だよ。良い心掛けだね。よし! これも何かの縁だ。3Dプリンタについて教えてあげるよ。


Y君(笑)

やったー!!



――こうして、あッ 3Dプリンター屋だッ!! のN店長に3Dプリンタについて教わることになったY君。これからどんな体験が待ち受けているのでしょうか!


 何かと話題の3Dプリンタですが、たくさんの機種が並び、目の前で3Dプリント(出力)しているところが見られ、実際に3Dプリントも体験できる場所はまだ限られています。皆さんもご存じの通り、3Dプリンタの低価格化が進んだことで、家電量販店でも3Dプリンタが取り扱われるようになりました。しかし、「どの機種を選んだらいいのか」「どんな特徴があるのか」などの情報はまだ少なく、購入時の判断が難しいのが現状です。あッ 3Dプリンター屋だッ!! は、自動車を買うときに試乗するのと同じように、気軽に3Dプリンタを試せる――そんな空間を目指しています。


Y君(普通)

うわー。すごいなー。こうして動いているところを見ると、自分でも何か作りたくなってきますね! といっても、まだやり方も分かってませんが……。


N店長(普通)

そうだね。実は店頭のテーブルに飾ってあるモノのほとんどは、ここのお客さんたちが3Dプリントしたものなんだよ(図1)。



テーブルの写真 図1 テーブルの写真

Y君(笑)

へー。こんなにいろいろなモノが作れるんですね! 3Dプリントされたモノを初めて触りましたよ。自分が考えたイメージが立体物になるって、一体どんな感覚なんだろう! 早く自分でもやってみたいな〜。


N店長(笑)

お客さんたちもこうした作品に刺激を受けているみたいだよ。「これができるなら、こんなモノも作れるんじゃないか?」って、連想ゲームみたいにね。中野ブロードウェイという場所のおかげか、本当に面白い人たちとの出会いがこのお店にはあるんだ。



どんな人たちが来ているの?

 ここでちょっとお店の紹介。あッ 3Dプリンター屋だッ!! は、中野ブロードウェイの地下1階にあります。周辺には、精肉店、八百屋、魚屋、洋服屋、ソフトクリーム屋などさまざまなお店が並びます。そんな特殊な場だからこそ、本当にいろいろな人が訪れます。ここでその一例をお見せしたいと思います。

アーティストサッカーマニア 図2(左) アーティストの方が作品を出力/図3(右) サッカーマニアの方がキーホルダーを出力

女子高生自動車マニア 図4(左) 女子高生がクッキーの型を出力/図5(右) 自動車マニアの方がエンブレムを出力

その他大勢が 図6 全国各地から多くの方々が

Y君(普通)

ホントにたくさんの人が遊びに来ているんですね! ところでN店長。このお店にはたくさんの3Dプリンタがありますが、それぞれ特徴とかあるんですか?


N店長(笑)

じゃあ、解説してあげよう!



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