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» 2014年10月06日 11時30分 UPDATE

zenmono通信:3Dプリンタ屋さんに聞く今後のモノづくり (1/4)

モノづくり特化型クラウドファンディングサイト「zenmono」から、モノづくりのヒントが満載のトピックスを紹介する「zenmono通信」。今回は、東京中野で3Dプリントサービスを提供している東京メイカーの毛利宣裕さんにお話を伺った。

[zenmono/MONOist]


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本記事はモノづくり特化型クラウドファンディングサイト「zenmono」から転載しています。


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enmono 本日は中野ブロードウェイにある、東京メイカーさんのアンテナショップからお送りしています。東京メイカーさんは3Dプリンタを開放して、持ち込んだ3Dデータをプリントアウトできるサービスをされています。毛利さんは、ボランティアで活動されているそうですね。

毛利氏 本業は栄光デザイン&クリエーションという会社で光造形機、3Dプリンターの元祖を使って、モノづくりをしています。メインは自動車や二輪の、樹脂関係の試作部品をつくっています。

enmono 3次元業界に入られて、何年になるのでしょう?

毛利氏 トータルで17年くらいです。初めに株式会社インクスに就職し、2001年に退社して栄光に移るんですけれど、ずっと光造形一筋です。

enmono どういうきっかけで、東京メイカーを立ち上げられたのですか?

毛利氏 2012年の3月に、インクスを辞められた山田さんとFacebookで再会しまして。9月にインクスのOBで集まった時、「CNCの10万円もしない機械と、同じような値段の3Dプリンタと、どっちを買おうか迷っている」という話をしたんですね。そうしたら山田さんが、「それは毛利くん、光造形をずっとやっているんだから、3Dプリンタだろう。これから3Dプリンタが流行りそうだから、渦中に入ってみないか」と。「ここにいるメンバーで5万円ずつ出資するから」と言ってくれたのですが、他の人は誰も手を挙げてくれなくて(笑)。山田さんと私の二人で、機械も材料も交通費も全部折半して、「やってみよう」というノリではじめました。

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enmono 中野という場所を選んだ理由を、教えてください。

毛利氏 山田さんの会社に勤めていて、中野で店長もやっている方から、「中野はサブカルチャーの聖地で、尖った人たちが集まる場所。そういう人達のモノづくりのアイデアを、逆にアンテナショップとして受け取ったら面白いんじゃないか」と提案を受けました。

 2013年の10月に「TOKYO DESIGNERS WEEK」で、パーソナル3Dプリンタのインスタレーションをさせていただいたんです。その時の反応が良かったこともあり、「ここだったら、うまくいくんじゃないか」という思いで、店舗を構えました。ここは4畳半ほどのスペースですけれど、私たちは予算がなくて。店舗自体は、3Dデータモデリング事業などをやっているStoneSoupさんと共同でやっています。

enmono モノづくり系の人ではなく一般の人からの評価で、可能性を感じたのですね。

毛利氏 モノづくり系の方の反応は冷ややかで、「まだまだこんなものなの」とか、「こんなに時間がかかるのか」とか、否定的なことばかり言われてきました。でも、TOKYO DESIGNERS WEEKにいらっしゃる方々の反応は、180度逆で。「私たちの考えと近い人が、いっぱいいるんだな」と感じました。

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