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» 2014年10月06日 10時00分 UPDATE

製造業界別に考える転職活動、成功のカギ:蓄電池業界への転職――非常用、HEMS/BEMS、電気自動車など、飛躍的な成長の可能性が魅力

震災時の非常用電源として、あるいは太陽光発電システムとの連携(HEMS/BEMS)や電気自動車への利用など、市場拡大が進んでいる蓄電池の業界。企業側にはどのような採用ニーズがあり、転職に成功するのはどんな経験・資格を持った人材なのか。同業界の転職事情に詳しいジェイ エイ シー リクルートメントの黒崎氏に尋ねた。

[MONOist]
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本記事は人材紹介会社「JAC Recruitment」掲載の記事に加筆・編集して転載しています。



普及が進み、飛躍的に伸びる可能性がある蓄電池業界

 家庭用蓄電池は2011年の東日本大震災以降、非常用電源として注目され、今では一般家庭にも普及し始めています。普及の背景にはそれだけでなく、太陽光発電システムとの連携(HEMS/BEMS)や電気自動車への利用、スマートハウス関連の補助金、そして国の方針としての2020年に向けてのZEB/ZEH(ゼロ・エネルギー・ビル/ゼロ・エネルギー・ハウス)などの住宅への蓄電池設置の義務など、さまざまな事柄が挙げられます。

 将来的には、さらに普及が進むと予測され、飛躍的に伸びると言われている業界の1つです。

電気/化学業界経験者、太陽光業界経験者の採用が増加

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 蓄電池の業界では、各社営業職の募集をはじめ、競合優位性やコスト低減に向けた電池の研究職、そして製品の製作に当たっての設計職(電源、ソフトウェア)など、多数の求人があります。

 営業職では、住宅向けの営業経験や太陽光関連の営業経験者、ESCO事業に携わっていた方などはニーズが高いです。

 設計職はインバータなどの設計経験があるなど、豊富な強電の知識が必要とされます。

業界未経験でもマーケット開拓経験あれば採用されやすい営業職

 蓄電池業界は、急拡大中のマーケットです。営業職ではベンチャー気質を持ち、日々さまざまな変化に対応しつつ、自身で動いて営業をすることに長けている方におすすめな業界と言えます。

 営業職で企業から採用ニーズのある方の全般的な傾向を踏まえてみても、蓄電池の市場に近い業界での経験がある方が望ましいですが、その経験がなくともプレイングマネージャーとして自らが動き、マーケットを開拓されている方などは転職に成功しやすいと言えます。

 一方、技術職では即戦力を求めている傾向が非常に強いです。さまざまな技術職がありますが、電源の設計であればインバータ/コンバータ/UPSなどの取り扱い経験のある方、ソフトウェア開発であれば組み込みソフトウェアの設計経験者といったように、電池技術に関連する経験があれば転職できるマーケットです。

転職にはタイミングが重要。活動できるタイミングをしっかり考えて

 最後に、転職は一生に数回しかない機会です。その機会を無駄にしないためにも、準備・情報収集は非常に大切です。

 そしてもう1つ加えてお伝えしたいこととして、タイミングが重要です。企業の採用が活発な時期もあれば、そうでない時期も当然あります。そしてご自身の活動できるタイミングも、しっかりと考える必要がございます。

 現職の方であれば時間をつくることも大変になりますので、志望度の高い企業なら前もってしっかりと応募準備を行う必要があります。そういった準備や、ご自身のキャリアプランの整理などもご相談いただいておりますので、転職をお考えの際はお気軽にお問い合わせください。

プロフィール

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リクルートメントコンサルタント:黒崎 聡 (くろさき そう)
ジェイ エイ シー リクルートメント Energy Infra Plant Team

JAC Recruitment入社後より、一貫して再生可能エネルギー業界を担当。エンジニア職から営業職まで多数の転職者を支援する一方で、再生可能エネルギー業界の企業担当としても活躍。横断的な知識に加え、各企業の採用背景・社風、業界動向などを常に収集した上で、転職者それぞれの事情に寄り添った転職支援を心がけている。


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