ラティス、XVLと大容量点群データを統合可能な「XVL InfiPoints」を発表3次元ツールニュース

XVL InfiPointsは、3次元スキャナやデジタイザから取り込んだ大容量点群データを3次元化し、XVLデータとして活用することが可能だ。数十億に及ぶ点群データも軽快に処理可能だという。

» 2014年10月07日 15時48分 公開
[MONOist]

 ラティス・テクノロジー(以下、ラティス)は2014年10月7日、軽量3次元データフォーマットXVLと大容量点群データが統合できるDMUツール「XVL InfiPoints」を発表した。販売開始は2014年10月20日。ライセンス価格は500万円、年間保守費用が100万円(税別)。同製品はエリジオンの3次元点群処理技術「InfiPoints」のライセンスを受け開発されたもの。

 同製品は、3次元スキャナやデジタイザから取り込んだ点群データを3次元化し、XVLデータとして活用できる。同社によれば数十億程度の大容量点群データも軽快に処理することが可能とのことだ。

β版ユーザーである新潟原動機による事例
XVL InfiPointsによる作業の概要

 例えば工場に大型設備を導入したい場合、計測した工場内のデータと大型設備のCADデータを統合してレイアウト検討することが可能だ。干渉チェックや、施工手順の確認がアニメーションを用いて行える。距離計測や統断面表示も可能だ。設計情報が3次元化されていない古い設備や建物で検証したい場合に有効だという。

 同製品は、主に工場、プラント、船舶関係など、大型の設計物が対象だという。

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