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» 2014年10月07日 18時28分 UPDATE

CEATEC 2014:村田製作所はデバイスでウェアラブルを支える

村田製作所は「CEATEC JAPAN 2014」にて、各種センサーを搭載したウェアラブル端末や、超小型スイッチを内蔵したメガネなどを展示。利用されている同社デバイスの多くが「小型」「低消費電力」をうたっており、本格的なウェアラブル時代への備えが進んでいる印象を受ける。

[渡邊宏,MONOist]
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 村田製作所は「CEATEC JAPAN 2014(CEATEC 2014)」において、各種センサーを組み合わせたウェアラブル端末や、超小型ポジションセンサーを搭載したメガネ、低消費電力型Bluetooth Smartモジュールを利用した「赤ちゃんのためのライフログツール」など、センシングとウェアラブルの要素を組み合わせたデモを多数展示している。それらに利用されている同社デバイスの多くが「小型」「低消費電力」をうたっており、来たるべきウェアラブル時代への備えが着々と進んでいる印象を受ける。

 参考出品(技術展示)したオリジナルのウェアラブル端末は腕時計型で、内部には脈拍を測る光センサー、体表面温度を測るフィルム温度センサー、30cm前後の高度変化も測定できるMEMS気圧センサーを搭載。得られたデータは腕時計型デバイスのディスプレイに表示する他、Bluetooth LowEnergy(BluetoothLE)によってタブレットにも表示される。

photo 村田製作所が展示する、各種センサーを搭載したウェアラブル端末

 あくまで同社センサー製品とワイヤレスモジュールを利用することでこのような製品展開が可能になるという技術デモだが、普及が見込まれるウェアラブルデバイスには各種センサーと情報伝達に用いるワイヤレスモジュールが必要不可欠となるだけに、「小型」「低消費電力」をうたう同社デバイスは耳目を集めそうだ。

 小型という意味では3mm角という超小型のロータリーポジションセンサー(ロータリースイッチ)も面白い。ロータリースイッチは備える回転軸の角度によって抵抗値が変わる、スイッチとしては一般的なものだが、展示されていたスイッチは3(幅)×3(高さ)×2(奥行き)mmと超小型で、メガネのつるやロボットの指関節など、これまではサイズの制約から、手応えを感じさせる物理的なスイッチを入れることができなかった部分への導入が期待できる。

photophoto 3mm角の超小型ロータリースイッチ。展示品の分解能は360度回転の24ステップ(写真=左)と、メガネのつるへの搭載例。ウェアラブル機器など手触りでの操作が求められる機器で有効なデバイスになりそうだ(写真=右)

 「赤ちゃんのためのライフログツール」は赤ちゃんの腕などに取り付けるベビーバンド、子ども用おもちゃのような日記ツールが用意されており、それらは内蔵するBluetooth Smartモジュールによってスマートフォンに情報を送る。

 ベビーバンドには加速度や温湿度センサーを備え、寝返りや体温、活動量などをモニターし、スマホのアプリへ自動送信する。日記ツールは「ミルク」「おむつ」「お昼寝」などのボタンが用意されており、折に触れてボタンを押すだけで育児記録を残すことができる。双方ともスマホとの通信にBluetooth LEを採用することで省電力化を図っており、コイン型電池で数カ月の連続駆動が可能だという。

photophoto 「赤ちゃんのためのライフログツール」のベビーバンド。体温などを常時測定してスマホアプリにデータを送る(写真=左)、日記ツールと対応スマホアプリはボタンを押すだけでライフログを記録できる(写真=右)

 展示されているデモシステムではスマホアプリとの連携までとなっているが、同社では医療機関(電子カルテ)/母子手帳との連携や、子育てコミュニティーサイトでの活用なども視野に入れており、ウェアラブル機器の本格化によって新サービスが創造される一例ともなりそうだ。

CEATEC JAPAN 2014(CEATEC 2014)

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