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» 2014年10月17日 09時00分 UPDATE

車載情報機器:カーナビの地図データと施設情報が常に最新! 富士通テンが常時接続で実現 (1/2)

富士通テンは、常時接続によって“つながるサービス”を提供する「Future Link(フューチャー リンク)」と、同サービスを採用した市販カーナビの新製品「SZシリーズ」を発表した。

[朴尚洙,MONOist]
「Future Link」を採用した「SZシリーズ」

 富士通テンは2014年10月15日、東京都内で会見を開き、常時接続によって“つながるサービス”を提供する「Future Link(フューチャー リンク)」と、市販のカーナビゲーションシステム(カーナビ)「ECLIPSE(エクリプス)」の新製品として同サービスを採用した「SZシリーズ」を発表した。発売時期は11月上旬の予定。SZシリーズの市場想定価格は、ディスプレイサイズが9インチの「AVN-SZX04i」が20万円前後、ディスプレイサイズが7インチの「AVN-SZ04iW」と「AVN-SZ04i」が12万円前後。この価格には、購入日から2017年10月末までの通信費用が含まれている。

 同社社長の山中明氏は、「当社は『つながる車載情報システムメーカー』として、クルマとICTの融合によるモビリティの進化のけん引役になりたいと考えている。今回発表したFuture Linkは、2011年にスタートしたスマートフォン連携、2013年に立ち上げたセンター連携と音声認識といった、これまでの“つながるサービス”を新たなステージに進めるものだ」と語る。

sp_141017fujitsuten_01.jpgsp_141017fujitsuten_02.jpg 富士通テンの山中明氏(左)と同社が提供している“つながるサービス”(クリックで拡大 出典:富士通テン

 Future Linkの最大の特徴は、付属の通信ユニットを使って、富士通のクラウドセンターと常時接続することにより、カーナビの地図データや駐車情報、飲食店、施設などの情報(POIデータ)を常に最新の状態にしておけることだ。富士通テン製品企画室のCI/CSSビジネスグループでチーフエンジニアを務める山根亨氏は、「スマートフォンの登場によって常時接続が当たり前になってきたこともあり、今後のカーナビ市場では通信連携型が主流を占めるようになると見ている。また、日本のカーナビ市場では、地図鮮度や操作性に対する要求が強い。これらのトレンドを見据えて開発したのが、今回のFuture LinkとSZシリーズだ」と説明する。

sp_141017fujitsuten_03.jpgsp_141017fujitsuten_04.jpg 拡大する通信連携型カーナビの市場(左)と日本のカーナビ市場で求められている機能(クリックで拡大 出典:富士通テン

 Future Linkの通信ユニットは、NTTドコモの3Gネットワークを使用しており、通信速度は最大で3.6Mbpsである。「地図データやPOIデータをやりとりするだけであれば、3Gの通信速度で十分と判断した」(富士通テン)という。

 通信可能な市販カーナビで、通信料が価格に含まれているのは国内初だ。SZシリーズと、通信ユニットを持たないZシリーズの価格差は約3万円で、これが通信ユニットと3年分の通信料に相当する。この3万円を3年分の通信料と考えると、1カ月当たりの通信料は833円になる。なお2017年11月以降も利用を継続する場合には、2年間で3万円を支払う必要がある。

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