「Windows Embedded」で実現する遠隔温度管理システム――東京エレクトロン デバイスET2014 開催直前情報

2014年11月19〜21日の3日間、パシフィコ横浜で開催される「Embedded Technology 2014/組込み総合技術展」において、東京エレクトロン デバイスは「Windows Embedded」やワイヤレスセンサーネットワーク技術などを利用した、遠隔地温度管理システムのデモンストレーションなどを展示する。

» 2014年10月21日 13時53分 公開
[MONOist]

 2014年11月19〜21日の3日間、パシフィコ横浜で組み込み関連の最先端テクノロジーや基盤技術が多数集結する「Embedded Technology 2014/組込み総合技術展(以下、ET2014)」が開催される。

 ET2014の開催に先立ち、アイティメディアが運営する組み込み/エレクトロニクス関連メディア「MONOist」「EE Times Japan」「EDN Japan」では、ET2014の特設ページをオープンし、来場予定者や来場検討されている方々に向け、注目企業の見どころ情報を開催直前までお届けしていく。また、会期中・会期後も速報やリポート記事を多数掲載する予定なので期待してほしい。

 本稿では東京エレクトロン デバイス(TED)の展示内容について紹介する。同社は展示テーマに「The Internet of Your Things starts with Windows Embedded」を掲げる日本マイクロソフトブース内で、遠隔温度管理のデモンストレーションなどを展示する。

>>3メディア合同「ET2014特集」

遠隔地の温度を監視するソリューションを展示

 TEDは各種コンピューティングやデータ管理などを提供するパブリッククラウドであるMicrosoft Azureと、米国のLinear Technologyのメッシュ型ワイヤレスセンサーネットワーク「Dust Networks SmartMesh(以下、SmartMesh)」を組み合わせた遠隔地温度管理システムのデモンストレーションを行う。

東京エレクトロン デバイスがデモンストレーションを行うする遠隔地の温度管理の概要(クリックで拡大)出典:東京エレクトロン デバイス

 この遠隔温度管理システムは、SmartMechで収集した遠隔地の温度データを、Intelの小型PC「NUC」とWindows Embedded OSで構築した専用ゲートウェイからMicrosoft Azureに送信し、そのデータを「MIcorosoft Power BI」でビジュアル化する。工場やデータセンターなど、さまざまな場所の温度データを遠隔管理できるため、トラブルの事前防止などに活用できるという。

 TEDはこのデモンストレーションに加え、WindowsをリアルタイムOS化するソリューションも展示する予定だ。また、同社が出展する日本マイクロソフトブースでは、組み込み機器開発のヒントとなる各種製品やソリューションの紹介に加え、マイクロソフトのテクノロジーで実現できる世界がジオラマ、アプリ、映像といった方法で表現されるという。

Embedded Technology 2014/組込み総合技術展(ET2014)

展示会名 Embedded Technology 2014/組込み総合技術展(ET2014)
会期 2014年11月19日(水)〜21日(金)
時間 10:00〜17:00(20日(木)のみ18:00終了)
会場 パシフィコ横浜
公式サイト http://www.jasa.or.jp/et/ET2014/
東京エレクトロン デバイス ブースNo. A-01(日本マイクロソフトブース内)

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