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» 2014年11月10日 10時30分 UPDATE

zenmono通信:NPOが作る「ナノ発電所」は、コミュニケーションツール (1/3)

モノづくり特化型クラウドファンディングサイト「zenmono」から、モノづくりのヒントが満載のトピックスを紹介する「zenmono通信」。今回は、エコロジーオンライン 上岡裕さんにお話を伺った。

[zenmono/MONOist]


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本記事はモノづくり特化型クラウドファンディングサイト「zenmono」から転載しています。


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enmono三木氏 今日のゲストは、エコロジーオンラインの上岡裕さんです。上岡さんとの出会いは2年くらい前でしたっけ? エコロジー製品を世の中にどんどん出していきたいという思いが一致して、一緒に動いているところなんですけれども。まず、エコロジーオンラインさんの活動について、簡単にご紹介いただければと思います。

上岡氏 「環境に関する情報をインターネットで発信しよう」と、NPO法人を立ち上げて13年目になります。

enmono三木氏 NPOで10年以上続くって、大変なことですよね。寄付を集めて運用されているのですか?

上岡氏 寄付だけで運営しようとすると持続可能になりにくいので、自分たちが培った能力だとかノウハウだとかを使って営利事業をやり、それで非営利事業を支えるような2本柱になっているんです。

enmono三木氏 どのような事業がありますか?

上岡氏 環境保全の情報や支援している団体の情報を、Webやメルマガに掲載して応援する情報発信事業、環境保全型団体の育成事業などです。他の団体さん、企業さんの活動のお手伝い、コンサルティングもしています。また、環境情報を広めていく上でのセミナーとか講演会もやっています。

enmono三木氏 今回お持ちいただいた、この「ナノ発電所」は?

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上岡氏 これはエコロジーオンラインがプロデュースをしているんですが、販売の方は別の会社がやっています。NPOが商品のコンセプトづくりから普及啓発まで手掛けるのは珍しいのですが、頑張りすぎて資金的にバランスが悪くなったりすると、やっぱり会員さんに申し訳ない。ベンチャーっぽいものは、エコロジーオンラインからちょっと外に出すという感じでやっているんです。

enmono三木氏 こちらにパンフレットがありますが、太陽光発電のパネルと蓄電池がセットなったものなんですね。このパネルでこの電池が満タンになるのはどれくらいですか?

上岡氏 新しいバーションは約9時間で充電できます。それで、30ワットの電球が9時間、LED電球だと24時間くらい使えます。携帯電話端末は70台、スマートフォン端末は20台充電できます。

enmono三木氏 震災の時、スマホは情報の一番のルートになっていましたから、そのスマホを充電できるというのは心強いですね。

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上岡氏 減災グッズとして紹介されたり、アウトドアでの研究用に大学で使っていただいたり、思わぬところからの問い合わせも多いのですが、もともとは再生可能エネルギーの普及を目指して、「ナノ発電所」を作ったんです。これまで、地域の住民がお金を出し合ってソーラーパネルを設置したり、水力発電を作ったりする市民発電所ムーブメントがあって、僕もお手伝いしてきたんですね。そういうようなことをやってきて、もっと多くの方に再生可能エネルギーに関わってもらえるような、小規模でかわいくて、いつも近くにあって愛してもらえるような発電機を作りたかったんですよ。

enmono三木氏 なるほど。

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