エコモット、IoTプラットフォームを活用した新サービスを月額980円で提供FAニュース

センサー種別を問わず利用できる通信端末やサーバをそろえたIoTプラットフォーム「FASTIO」を、センサーメーカーなどに提供するサービス。所有するセンサーを通信端末と接続するだけで、遠隔制御による自動検知や自動計測ができる。

» 2014年11月13日 07時00分 公開
[MONOist]

 エコモットは2014年10月28日、IoT(モノのインターネット)プラットフォームを活用した新サービス「FASTIO LINK」を発表した。自社で培ったIoTのビジネスモデルを、センサーメーカーなどへ迅速かつ安価に提供する。

 IoTを活用した遠隔自動制御には、センサーやサーバ、通信回線などを一元的に管理する「IoTプラットフォーム」の構築が不可欠となっている。その一方で、センサーをIoTプラットフォームに組み入れるためには、ユーザーがあらかじめ適合する通信端末を用意する、あるいは導入時に開発が必要となるなど、利用までに多大な費用や期間が必要とされてきた。

 今回開発されたFASTIO LINKは、センサー種別を問わず利用できる通信端末やサーバをそろえたIoTプラットフォーム「FASTIO」を、センサーメーカーなどに提供するサービス。通信端末・ネットワーク・クラウドサーバ・アプリケーションなどをまとめて提供するため、所有するセンサーを通信端末と接続し、電源を投入するだけで、遠隔制御による自動検知・自動計測ができる。

 検知センサーは同社の信号通信端末「GLANIX」と、計測機器は同社の通信データロガー「クラウドロガー」と接続し、モバイルデータ通信網を介してクラウドサーバにデータを送信できる。送信されたデータは、インターネット経由でパソコン、スマートフォン、タブレット端末などで確認できる。

 価格は、赤外線センサーやフロートスイッチなどの検知センサーを接続する場合、通信端末1台当たり月額980円(税抜き)から利用可能(初期設定費が別途必要)。ユーザーの通信契約は一切不要で、用途に合わせて監視画面のカスタマイズもできる。同社では、導入事例として、橋梁や公共構造物、道路施設のモニタリング、温度や湿度、日射計などを用いた植物プラント施設運営、機械設備の稼働監視による効率的なメンテナンス運用などを想定しているという。

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