ダッソーとAKKA、自動運転・コネクテッドビークル分野で連携製造マネジメントニュース

自動運転・コネクテッドビークル市場でイノベーションを推進するため、AKKAとの長期パートナーシップを発表。連携によりAKKAでは、Link&Goの開発にダッソー・システムズの3Dエクスペリエンスプラットフォームを活用していく。

» 2014年11月13日 07時00分 公開
[MONOist]

 ダッソー・システムズは2014年10月24日、欧州のテクノロジーコンサルタントグループのAKKA Technologies(以下、AKKA)との長期パートナーシップを発表した。自動運転・コネクテッドビークル市場でイノベーションを推進するのが狙い。この連携により両社では、高度なエンジニアリングサービスとソリューションの提供を通じて、世界の自動車業界を支援する。

 AKKAは、スマートドライバーレステクノロジーの最適事例の1つとされる、自動運転・コネクテッドビークルのコンセプトカー「Link&Go」の開発に取り組んでいる。また、ダッソー・システムズは、自動車・輸送機械業界に対し、クラウドを基盤とするコラボレーションのためのビジネス・プラットフォーム「3Dエクスペリエンス・プラットフォーム」を提供している。

 今回の連携によりAKKAは、Link&Goの開発にダッソー・システムズの3Dエクスペリエンス・プラットフォームを活用することになる。ダッソー・システムズのアプリケーションを、クラウドを通じて提供される単一のコラボレーションプラットフォーム上で使用し、着想、設計、シミュレーション、検証を行っていく。

 新しい車の開発プラットフォームと3Dエクスペリエンス・プラットフォームをまとめることで、設計フェーズ全般を通じてのプロジェクト管理が可能となる。さらに、エンジニアは統合ソーシャルコラボレーションスペースを利用して、新しい技術やプロセスの採用、組織的なノウハウの蓄積など、グローバルな体験に基づくさまざまなアプローチが展開できるという。

 両社では今後、急速に発展するコネクテッドモビリティ市場の課題に共同で取り組むとしている。

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