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» 2014年11月21日 14時00分 UPDATE

製造業界別に考える転職活動、成功のカギ:石油業界・上流部門(アップストリーム)への転職――近しい業界経験者を歓迎も、文系職では異業種からの採用ニーズあり

石油・ガス業界は、海外駐在者や多忙な人が多く、いざ転職活動となっても、十分な準備をして臨むことが難しい。「すぐに転職」という意向はなくとも、早めに今後のキャリアを整理しておいた方がいいとジェイ エイ シー リクルートメントの平本氏は助言している。

[MONOist]
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本記事は人材紹介会社「JAC Recruitment」掲載の記事に加筆・編集して転載しています。



3.11以降、石油・ガス業界は求人が増加傾向

 石油・ガス業界では、3.11(東日本大震災)以降、ユーティリティ企業・商社系企業・外資系企業含め、多くのポジションで求人が増加傾向にあります。

 石油開発事業は探鉱、開発・生産、精製・販売という3つの段階に大きく分けられますが、私の担当領域は主に探鉱と開発・生産の上流部門(アップストリーム)です。

 探鉱企業と開発・生産企業の採用動向を見ると、それぞれ次のようになってます。

探鉱企業

 Geologist(地質)・油層の経験者を強く求めています。また、ファシリティ(施設)関係のポジションも継続して求人ニーズがあります。

開発・生産企業

 全てのポジションにおいて求人が増加傾向にあります。主に、プロジェクトファイナンスとエンジニアの求人が増加しています。特にエンジニアは、配管設計・回転機器・プロセス設計などをEPCコントラクターで経験されていた方の採用ニーズが高いです。

まずは、自身のキャリアの整理から

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 石油・ガス業界は、非常に特殊な技術・知識・経験を求められる業界です。

 また、海外での仕事(海外駐在)で、多忙な日々を過ごされている方が多く、いざ転職活動となっても、情報収集を含め、十分な準備ができないというご意見をよく伺います。

 「すぐに転職」という意向はなくとも、まずは今後のキャリアを整理していくところから始めた方がいいでしょう。

まずは情報収集から始めてみよう

 石油・ガス業界では、なるべく近しい業界経験のある方(石油開発企業関連、もしくは付随するメーカー技術者)が歓迎される傾向があります。

 しかしながら、文系職(コマーシャル・プロジェクトファイナンスなど)では、銀行・コンサル業界・総合商社など、異業種からの採用ニーズもあります。

 「現職に大きな不満はないけど、このままで良いのかな?」「どうせ転職するなら、次で最後にしたい」とお考えの方が多いのも、この業界ならではの特色だと思っております。

 私たちは、皆さまが仕事を通じて何を得たいのか、もしくは何を改善したいのかなどのご志向をよくお聞きした上で、各企業のカルチャー・風土を加味して求人をご紹介しております。いざ転職活動をすることになったら、私たちのような人材紹介会社を活用し、情報収集するところから始めてみてはいかがでしょうか。

プロフィール

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リクルートメントコンサルタント:平本 早池恵 (ヒラモト サチエ)

ジェイ エイ シー リクルートメント Energy Infra Plant Team

JAC Recruitment Energy Infra Plant Team立ち上げメンバーとして、Oil&Gas業界の主にUpstreamを担当。企業と転職者、一貫してのコンサルテーションを実践。Project finance、Business Development、Commercial、Technical、R&D等、各部門における上級職・専門職サーチを得意としている。専門知識に加え、各企業の採用背景・社風、業界動向などを常に収集。業界の特性を考慮し、中長期的なスパンで転職者それぞれの事情に寄り添った転職支援を行っている。


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