コグネックス、読み取り速度・読み取り率が向上したハンドヘルド型リーダ発売FAニュース

読み取りアルゴリズム2DMax+と照明テクノロジーUltraLightを組み合わせることで、多様な材質や表面に刻印された読み取りの困難なDPMコードも、瞬時に読み取ることができる。

» 2014年11月29日 10時00分 公開
[MONOist]

 コグネックスは2014年9月10日、次世代ハンドヘルド型リーダの新モデル「DataMan 8600」シリーズを発表した。自動車、家庭用電化製品、航空宇宙、オイル・ガス業界向けで、同社の「DataMan 8500」シリーズの機能を踏襲し、さらに高い読み取り率と使いやすさを追求している。

 DataMan 8600シリーズは、業界で実績のある読み取りアルゴリズム2DMax+と、特許取得済みの照明テクノロジーUltraLightを組み合わせることで、読み取り速度・読み取り率が従来製品と比べて大幅に向上。単純な印字バーコードだけでなく、多様な材質や表面に刻印された読み取り困難なDPM(ダイレクトパーツマーク)コードも、瞬時に読み取ることができる。

photo DataMan 8600

 また、交換可能な通信インタフェースモジュールを採用し、USB、RS-232、Bluetoothワイヤレス通信などの幅広い通信形態に対応できる。グリップエンドに装着されたインタフェースモジュールは現場ですぐに交換ができ、用途に合わせた使い分けも可能。さらに、工業用イーサネット通信にも対応し、工場内ネットワークへシームレスにも統合できる。

 リーダの筐体は、厳しい作業環境に適応できるようデザインされた頑強なもので、自動車の車体組み立てやエンジンアセンブリ、受け入れ検査、トランスミッションアセンブリ、消費者向け電子機器の製造、航空宇宙、オイル・ガスなどのアプリケーションに対応する。

photo DataMan 8600

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