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» 2014年12月16日 10時00分 UPDATE

キャリアニュース:中途採用実施、過去5年で最高の86%に。人材確保難から採用基準を緩める企業も

エン・ジャパンが人事担当者向け中途採用支援サイト「エン 人事のミカタ」上で、人事担当者189名を対象にアンケート調査を実施。中途採用の実施状況や選考基準、採用実績を調査した。

[MONOist]

 業務量の増加を理由に、中途採用を実施する企業が増えているようだ。エン・ジャパンが2014年11月に発表した「中途採用の採用基準」についてのアンケート調査で明らかになった。

 同調査によると、応募者の数や質、内定辞退数などを見ても企業にとっては厳しい採用状況が続いている。そこで採用基準を緩くして応募者を広く募る企業も現れ、転職者にとっては非常に有利な状況が続いているという。

 同調査では「2014年に中途採用(正社員募集)を実施されましたか?」と質問。「した」との回答が86%に上った。昨年と比べると3ポイントと微増にとどまったが、直近5年で最も高い数値で、2009年と比べると24ポイントも増えている。

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 続いて「中途採用(正社員募集)を実施した理由は何ですか?」と聞いたところ、「業務量増加」(46%)と「欠員補充」(43%)との回答が多かった。業界別に見ると、「業務量増加」と回答したのが最も多かったのは「IT・情報処理・インターネット関連」(72%)だった。

 メーカーでは、「業務量増加」と答えたのが全業界中で最低で26%。「欠員補充」(68%)のための採用が、3分の2を占めている。

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 中途採用を実施した人事担当者の手応えとしては、応募者数は「増えた」が20%に対して「減った」は36%、応募者の質は「上がった」(13%)に対して「下がった」(31%)、面談設定は「しやすくなった」(6%)に対して「しづらくなった」(26%)、内定辞退は「減った」(5%)に対して「増えた」(29%)となった。どの項目でも採用企業側に厳しい結果となり、転職希望者が有利な状況であると分かる。

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 そうした転職希望者有利な状況を受けて、中途採用を実施した企業のうち、26%が採用基準を「変更した」と回答。その理由として、採用基準を上げた(厳しくした)企業からは「即戦力化をかなり期待するため、経験年数の長い方を選考に進めている」「即戦力を重点にスキルを詳細に決めた」「より即戦力を求める必要性があった」などが挙がり、一方で採用基準を下げた企業からは「欠員に対し、応募数が少ない」「従来の採用基準をキープすると採用につながらないため、『入社させてから教育する』というつもりでの採用に切り替えた」「業務知識が皆無の応募者でも面接をした」「経験者採用のみでしたが、応募者の年齢層が高かったため、未経験でもOKのポテンシャル採用を打ち出して若手の応募を増やそうと試みた」などのコメントが寄せられている。

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