世界初のMIDI over BLE対応音楽キーボード、磁石+光センサーの鍵盤構造も世界初組み込み開発ニュース(2/3 ページ)

» 2014年12月16日 18時10分 公開
[朴尚洙,MONOist]

ケースモードからパフォーマンスモードに変形

 C.24は、ケースモードと呼ぶ状態ではキーボードの鍵盤部分が折りたたまれた状態になっている。このモードであれば、iPadのケースとして利用可能であり、無線接続の対象となるiPadと組み合わせて簡単に持ち運べる(iPadの第2〜4世代でケースとして利用可能。「iPad Air」ではケースとしては利用できない)。


ケースモードの状態「iPad」のケースとして利用できるので持ち運びが容易だ 左の写真はケースモードの状態。右側の写真のように、「iPad」のケースとして利用できるので持ち運びが容易だ(クリックで拡大)

 ケースモードの状態からボタンを押すと、機械的構造により「ガシャッ」と鍵盤が飛び出してキーボードの状態のパフォーマンスモードに変形する。このモードでは、ピアノの譜面台のようにiPadをキーボード上にセットすることができる。

 C.24のキーボードは2オクターブ/24鍵をカバーする。「持ち運び可能な音楽キーボードであっても本格的なものとして使えることを目指した」(吉川氏)という通り、変形後のパフォーマンスモードでは白鍵と黒鍵の段差がしっかり取られている。側面のLEDセンサーを使えば音域を変更できるので、複数のC.24を並べてより広い音域をカバーする音楽キーボードを構築することも可能だ。

「C.24」を4つ接続して利用することも可能 「C.24」を4つ接続して利用することも可能(クリックで拡大)

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