「世界初」のワイヤレス音楽キーボード「C.24」を分解製品解剖(2/2 ページ)

» 2014年12月26日 08時00分 公開
[朴尚洙,MONOist]
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逆V字型の溝を通る鍵盤の反射光で鍵盤の押し込み具合を測定

 通常の音楽キーボードは、鍵盤の押しこみ具合によって出力する音声の強弱(ベロシティー)を再現できる。ばね構造だから容易にできることだが、C.24はこのベロシティーを光センサーを使って実現している。

 本体側の磁石と隣接するように、光が通る逆V字型の溝があり、V字の両端に光センサーが設置されている。押し込まれた鍵盤の裏側によって反射する光を光センサーが検知することにより、鍵盤の押し込み具合を測定できるという寸法だ。

3D CADを使った「C.24」の鍵盤構造の説明図 3D CADを使った「C.24」の鍵盤構造の説明図(クリックで拡大) 出典:Miselu
実際の「C.24」の本体側の構造 実際の「C.24」の本体側の構造。丸型の磁石の手前に逆V字型の溝があり、V字の両端に光センサーが設置されている(クリックで拡大)
キーボードとして使用する「パフォーマンスモード」では光センサーの位置は分かりにくい キーボードとして使用する「パフォーマンスモード」では光センサーの位置は分かりにくい(クリックで拡大)
「iPad」のカバーとして用いる「ケースモード」にすると、光センサーの位置は分かりやすくなる 「iPad」のカバーとして用いる「ケースモード」にすると、光センサーの位置は分かりやすくなる。手前に置いてあるのは、光センサーを裏側に実装した「C.24」のメインプリント基板である(クリックで拡大)
「C.24」の機能をつかさどるメインプリント基板の表側 「C.24」の機能をつかさどるメインプリント基板の表側。裏側に光センサーが実装されている(クリックで拡大)
リチウムイオン電池(左)と「C.24」の動作状態を示すLEDとMicroUSBインタフェースを一体化したモジュール リチウムイオン電池(左)と「C.24」の動作状態を示すLEDとMicroUSBインタフェースを一体化したモジュール(クリックで拡大)
このモジュールは本体左上のLEDが光っている部分に組み込まれている このモジュールは本体左上のLEDが光っている部分に組み込まれている(右)(クリックで拡大)

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