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» 2014年12月26日 15時00分 UPDATE

「FA」年間記事ランキング2014:「次世代工場」の足音が響いた2014年 (1/2)

2014年にMONOist「FA」フォーラムで多く読まれた記事にはどういうものがあるでしょうか? 公開記事の1年間分のデータを集計した上位記事とそこから見えるFA業界の状況について紹介します。

[三島一孝,MONOist]

 MONOist「FA」フォーラムは、MONOistの新たなフォーラムとして2013年7月に産声を上げました。2013年のランキング記事では約半年間の集計となりましたが、Stuxnet(スタックスネット)以来、大きな注目を集めた「制御システムセキュリティ」に関する記事が大きな注目を集めました。

 それでは、2014年はどのような記事が多く読まれたのでしょうか。今回は、FAフォーラムで公開された記事のデータを集計し、上位記事とそこから見えるFA業界のトピックについて紹介しようと思います。

第1位:ドイツが描く第4次産業革命「インダストリー4.0」とは?【前編】

 2014年に公開した記事で最も多く読まれたのは、「ドイツが描く第4次産業革命「インダストリー4.0」とは?【前編】」でした。ドイツ連邦政府が主導して進めるモノづくり革新の国家プロジェクトである「インダストリー4.0」。その内容とドイツ連邦政府の狙い、日本はどのようなことができるか、について詳細に解説した連載3部作の【前編】です。ちなみに同連載は【中編】が9位、【後編】が15位にランクインしており、読者の皆さんの高い関心を集めたことが伺えます。また、28位にも「ドイツ製造業の危機感が生んだインダストリー4.0、日本はどうすべきか?」が入っています。

 同プロジェクトは、ドイツ連邦政府とともにドイツの主要製造業やICT企業、主要研究機関や大学などが参加するまさに国を挙げてモノづくりを進化させようという取り組みです。ロボット技術やIoT(モノのインターネット)、クラウドやビッグデータ関連技術など、最先端のICT技術、エレクトロニクス技術を用いて、「工場」や「生産」を再構築した場合、モノづくりはどのように革新できるか、ということを研究・開発しています。

 実は同様の動きは、米国や中国でも動きが出ており、日本政府も2015年にはどういう方向性で取り組むべきか研究を開始したとしています。製造機器メーカーや各種デバイスメーカーだけでなく、ITベンダーや通信キャリア、それぞれのシステムインテグレーターなど、非常に幅広い業種や業界に関わってくる問題ですので、調整役としての政府の動きに期待が高まっています。2015年も引き続き、注目のトピックですので、MONOist編集部としても情報発信を続けたいと考えています。

photo 「インダストリー4.0」を主要テーマとした見本市「ハノーバーメッセ」には、首相のアンゲラ・メルケル(Angela Merkel)氏(右から4人目)が各社ブースを視察する姿も。ドイツ連邦政府の力の入れようは大きなものがある

第2位:いまさら聞けない産業用ロボット入門〔前編〕

 ランキング第2位は、産業用ロボットの種類や市場規模、今後の動向などを分かりやすく解説した「いまさら聞けない産業用ロボット入門〔前編〕」でした。

 産業用ロボットは、国内の生産現場はもちろん、人件費高騰が指摘されている中国やASEAN諸国からの引き合いも急速に高まっており、2015年も好調な市場推移を見せることが期待されています。また、技術の進化も加速しており、規制緩和も進んでいることで「人と協調して働くロボット」の世界が開こうとしています。

 産業用ロボット関連の記事では、同記事の後編が21位にランクインしています。また10位には安川電機の取り組みを紹介した「『ロボット大国だとは全く思っていない』〜産業用ロボット世界シェアNo.1の安川電機(前編)」、16位にはオムロンの卓球ロボットを取り上げた「オムロンが『卓球ロボット』で訴えたかったもの」が、17位にはデンソーの将棋ロボット“電王手くん”を取り上げた「ついに“人間 対 機械”の全面戦争! デンソーのロボットアームが将棋電王戦の指し手に」が入りました。

 また、2014年は作業支援ロボットが数多く発表された1年となり関連する記事も多く読まれていたのですが、それらを抑える形で、あえてロボット化を行わなかった作業支援器具の記事「ロボット使うと思うだろ? これ、ゴムなんだぜ――“軽労化”を狙うスマートスーツ」が19位にランクインしたのは、興味深い結果となりました。MONOist編集部でも2015年はさまざまな角度でロボットについて掘り下げていくつもりですので、ご注目ください。

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