次世代製品と差異化技術を研究開発するヘルスケア開発センターを開所医療機器ニュース

東芝は、次世代製品の開発と中長期の差異化技術の研究開発を行う拠点として、「ヘルスケア開発センター」を開所。合わせて、ヘルスケア事業の国内外の研究開発人員を増員するなど、ヘルスケア分野の研究開発体制を強化する。

» 2015年01月09日 08時00分 公開
[MONOist]

 東芝は2014年12月17日、ヘルスケア事業の拡大に向け、次世代製品の開発と中長期の差異化技術の研究開発を行う拠点として、神奈川県川崎市の小向事業所内に「ヘルスケア開発センター」を開所したと発表した。

 同センターでは、同社が新規ヘルスケア事業と位置付ける、ゲノム解析や生体センサーを活用したサービス開発に取り組む。さらに、その要素となる次世代センシング技術やビッグデータ解析などの差異化技術の研究開発を推進し、次世代製品・サービスの創出を加速するという。

 また、東芝メディカルシステムズが手掛ける超音波診断装置・MRIなどの画像診断システムの開発計画の中から、同センターや首都圏の研究機関・大学などと連携効果の高いテーマを選び、早期の市場投入を目指した開発を行う予定。

 今後同社では、ヘルスケア事業をエネルギー、ストレージに続く第3の柱とし、「診断・治療」「予防」「予後・介護」「健康増進」分野を中心に事業を展開する。2016年度には、ヘルスケア分野の研究開発費として、2014年度の3割増となる500億円を投入する。また、同センターを含むヘルスケア事業の国内外の研究開発人員を、現在の約3000人から2割増の約3800人に増員し、同分野の研究開発体制を強化していく。

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