お手軽開発環境「Scratch」が知育ロボ「Romo」と連携、ロボット操作が簡単にScratchでロボット操作

分かりやすい教育用プログラミング環境「Scratch」を使って、教育用ロボット「Romo」を操作できるiOSアプリが配信開始される。

» 2015年02月03日 18時58分 公開
[MONOist]

 つくる社は2015年2月3日、プログラミング環境「Scratch」を使って教育用ロボット「Romo」を操作できるiOSアプリ「Scratch2Romo」を2月下旬より配信開始すると発表した。iOS7.1以上で動作し、価格は1500円。起動回数制限付きの無償試用版も用意する。

 Scratch2Romoは、MITメディアラボが開発した学習用開発環境であるScratch(バージョンは1.4)上で、Romoの操作プログラムを簡単に作ることを可能にする「コネクタの役割をする」(同社)アプリ。

photophoto Scratch2Romoを起動した状態のRomo(写真=左)、RomoやiPhoneのセンサーから取得した情報を利用することもできる

 Scratchに用意されている外部機器制御のプロトコルを利用し、Scratch2Romoを介してRomoの動きの制御を行う。Scratchの画面上でスクリプトと呼ばれるブロックを積み上げていくだけで、ロボット制御のプログラミングが可能だ。操作(操縦)するだけではなく、RomoとiPhoneなどiOSデバイスに搭載されているセンサーからの情報を取得することも可能だ。

photo Scratch上でのスクリプト

 「Romo」はiOS端末を“頭脳”として、アプリで指定したプログラムでロボットの制御を行う教育用ロボット。米Romotiveが開発し、日本ではセールスオンデマンドが2014年より販売している。

(初出時、Scratchについての説明に誤りがありましたので該当箇所を訂正させて頂きました。本アプリで利用されているのはスタンドアロン開発環境であるバージョン1.4です。読者の皆さまおよび関係各位にはご迷惑をおかけいたしましたこと、深くおわびいたします。 2015年2月3日 23時9分追記)

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