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» 2015年02月12日 12時00分 UPDATE

電子機器設計/組み込み開発メルマガ 編集後記:既に存在していた「理想のIoT」

IoTの導入例、それも国内で一般向けの導入例となると「これ」というものがないと思っていましたが、そうでもないようです。

[渡邊宏,MONOist]
モノづくり編集のこぼれ話

 この記事は、2015年2月12日発行の「電子機器設計/組み込み開発メールマガジン」に掲載されたMONOist/EE Times Japan/EDN Japanの編集担当者による編集後記の転載です。


 「モノのインターネット」と訳されるIoT(Internet of Things)ですが、どんな要件を満たすとIoTなのか、代表的な導入例は何かと話を進めると、意外なほどに意見が分かれます。

 要件としては「モノとモノがインターネットでつながり、つながることで生まれるサービスを提供する」といった解答が最大公約数的と思われますが、代表的な事例、特に日本国内の一般消費者を対象にした事例となると、これといったものが見当たらないと思っていました。

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 ですが、とあるセミナーでIoTの成功事例として「Suica」など交通系の非接触カードを挙げる登壇者がいて、なるほどと思いました。

 Suicaなど交通系非接触カードは、利用者にとって導入メリットがあって(切符を買う小銭がいらない、改札を通る際に手間がかからない)負担が少なく(導入コストは数百円のデポジットのみ)、運用側のコストも下げられ(可動部品が減るので、自動改札機の故障率が劇的に下がる)、利用者の動向把握も可能です。

 そして、ここに挙げた要件はIoT導入時に目指すべきモノとそのまま重なります。

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