多点レシーバーアクセスポイントとモーメンタリー押ボタンを発売FAニュース

デジタルは、産業用ワイヤレス・バッテリーレス押ボタンスイッチに、新たに「多点レシーバーアクセスポイント」、「モーメンタリー押ボタン」を追加した。

» 2015年03月03日 07時00分 公開
[MONOist]

 デジタルは2015年2月16日、産業用ワイヤレス・バッテリーレス押ボタンスイッチに、新たに「多点レシーバーアクセスポイント」、「モーメンタリー押ボタン」を追加発売した。

 多点レシーバーアクセスポイントは、最大60点までワイヤレス・バッテリーレス押ボタンスイッチを登録できる受信機。従来は最大32点だったものを強化した。また、シリアルインターフェイスとイーサネットインターフェイスを搭載。ワイヤレス・バッテリーレス押ボタンスイッチの信号を、PLCやプログラマブル表示器などの各種制御機器にプログラムレスで送信できる。

 さらに、従来はスイッチのオンオフ状態を機器に通信するにはスイッチごとの配線が必要だったが、同製品ではレシーバーとスイッチ間は無線、レシーバーと制御機器とはケーブル1本で接続可能。配線の手間と費用を削減できる。

 無線通信では周波数帯2.4GHz(IEEE802.15.4 ZigBee)を使用。無線到達距離は最大100m(受信機が金属製の筐体内に設置されている場合は最大25m)となっている。

 モーメンタリー押ボタンは、押す動作によって生成される力学エネルギーを電気エネルギーに変換する押ボタンスイッチ。電源・電池要らずでケーブル配線も不要。従来は保持・タイマー形式のみだったが、今回の製品はボタンを押してから解放するまでの間、オン出力が保持されるモーメンタリ形式。通信の問題でオンオフの信号が受信機に到達しなかった場合でも、再びボタンを押すと同期を再開するため、連続ONまたは連続OFFを防ぐことができる。

 IP65規格、使用周囲温度−25〜+70℃など、産業用途に適した耐環境性も備えている。

 参考標準価格は、多点レシーバーアクセスポイントが5万7500円(税別)から。モーメンタリー押ボタンが7500円(税別)となっている。

photo 多点レシーバーアクセスポイント(受信機)
photo モーメンタリー押ボタン(送信機)

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