淡色欠陥の検出能力を強化した、ウェブ外観検査装置を発売FAニュース

東芝ソリューションは、シート製品製造業向けに、ウェブ外観検査装置「M9200C」を発売した。カラーラインセンサーカメラを採用したことで、油じみなどの淡色欠陥を精度良く検出できる。

» 2015年03月26日 07時00分 公開
[MONOist]

 東芝ソリューションは2015年3月9日、シート製品製造業向けに、ウェブ外観検査装置「M9200C」を発売した。

 M9200Cは、フィルム・不織布・非鉄製品などのウェブ製品の表面検査を行う画像検査システム。同社従来品の「M9100シリーズ」に、カラーラインセンサーカメラを採用したことで、油じみなどの淡色欠陥を精度良く検出できる。

 また、RGB各色ごとに欠陥検出が可能で、従来区別が難しかった「色」に依存する欠陥が分類できる。これにより、欠陥色による発生要因分析なども可能になった。さらに、検出した欠陥をカラー画像で確認できる「生産履歴機能」も搭載した。

 ユーザーの製造工程、検査対象・内容などに合わせたカスタマイズが可能で、最小構成価格は1500万円から(税別)。既にM9100を導入している場合には、オプションでカラーカメラを採用すれば、M9200Cの機能にバージョンアップできるという。

photo
photo 検査画像(画像例:黄)

FAメルマガ 登録募集中!

famerumaga

MONOist FAフォーラムのメールマガジンの配信を2014年7月よりスタートしました。FAニュースをはじめ、産業用ロボット、インダストリー4.0、PLCや産業用ネットワーク、制御システムセキュリティなど注目の話題をまとめてお届けしています。

ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.