21.3型500万画素カラーの、医用画像表示用ディスプレイを発売医療機器ニュース

JVCケンウッドは、21.3型500万画素カラー医用画像表示用ディスプレイ「CCL550i2/AR」を発表した。500万画素のカラー液晶パネルを搭載したことで、カラー解析した超音波診断装置・MRI・病理画像などの画像表示にも対応した。

» 2015年04月03日 08時00分 公開
[MONOist]

 JVCケンウッドは2015年3月16日、同社の医用・産業用ディスプレイのブランド「TOTOKU」から、21.3型500万画素カラー医用画像表示用ディスプレイ「CCL550i2/AR」を発売すると発表した。

 CCL550i2/ARは、モノクロ画像の高精細な表示性能に加え、カラー画像を最適な輝度と階調で同時に表示できる。500万画素のカラー液晶パネルを搭載したことで、モノクロのマンモグラフィー画像の他、カラー解析した超音波診断装置・MRI・病理画像などの画像表示にも対応した。

 また、同社独自のダイナミックガンマ調整機能により、モノクロとカラーを自動で識別。それぞれを最適な輝度と諧調で表示できる。液晶パネルは、解像度2048ドット×2560ドット(500万画素)/画素ピッチ165μmと高精細で、医用画像の微細な形状も忠実に表示するという。

 さらに、「DICOM適合性試験」機能を搭載し、DICOMカーブに準拠したグレースケール表示試験を単体で行うことができる。表示機能では、テキスト(白)表示時に自動的に輝度を抑えるテキストゲインコントロール機能、輝度安定システム「λ-Sentinel(ラムダセンチネル)」も備えた。

 販売開始は同年7月下旬の予定で、価格はオープン。

photo 「CCL550i2/AR」

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