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» 2015年05月01日 17時00分 UPDATE

Fabミニ四駆カップ 2015 Springリポート:Fabカスタム「ミニ四駆」でコースを駆け、そして華々しく散る!? (1/5)

3Dプリンタやレーザーカッターといったデジタル工作機械。そして、Arduinoや各種センサーなどを駆使して、タミヤ「ミニ四駆」をオリジナルの1台に作り上げるカスタマイズレース「Fabミニ四駆カップ 2015 Spring」が2015年4月29日に開催された。

[八木沢篤,MONOist]

 3Dプリンタやレーザーカッターといったデジタル工作機械。そして、Arduinoや各種センサーなどを駆使して、タミヤの「ミニ四駆」をオリジナルの1台に作り上げるカスタマイズレース「Fabミニ四駆カップ 2015 Spring」(会場:コクヨ エコライブオフィス品川)が2015年4月29日に開催された。

 昨今、注目されているパーソナルファブリケーションと、第3次ブームと呼ばれ世代を超えて人気を集めるミニ四駆が融合したイベントということで、昨年(2014年)夏に行われた第1回大会よりも規模を拡大。大会当日は、お昼前から多くの参加者、それも子どもから大人までが会場となったエコライブオフィス品川に詰め掛け、レース本番に向けてマシンの最終調整、試走などを行っていた。

「マジFabクラス」に出場したマシンの一部 画像1 こちらは「マジFabクラス」に出場したマシンの一部。ミニ四駆にパーソナルファブリケーション技術が融合するとこのような“カタチ”が生まれてくるのだ!

 Fabミニ四駆カップには2つの競技部門がある。1つはボディ、ローラー、ステー(補助プレート)のうち、最低どこか1箇所をデジタル工作機械などのファブツールを用いてカスタマイズすることを条件にした「カルFabクラス」。もう1つは、カスタマイズにタミヤ製市販パーツを利用してはならず、デジタル工作機械や電子工作を駆使して作成したパーツの利用のみが許される「マジFabクラス」である(注1)。レベル感で言えば、3Dプリンタやレーザーカッターといったデジタル工作機械の初心者がカルFabクラスで、デジタル工作機械もしくは電子工作の知識に長けており、文字通り“ガチ”でミニ四駆をカスタムできてしまう人たちがマジFabクラスといった具合だろうか。

注1:詳しいレギュレーションなどは公式Webサイトをご覧いただきたい。



 余談だが、今回カルFabクラスの優勝者には3Dプリンタ「ダヴィンチ 1.0A」(XYZプリンティング製)が贈呈されるということで、ガチな人もカルFabクラスに混ざっていたようにも感じた……。実際、関係者や前回出場者からも「これはもうカルFabのレベルじゃない!」との声が聞こえてくるほど手の込んだマシンを多く見ることができた。ちなみに、以下の画像がカルFabクラスに出場したマシンの一部だ。

「カルFabクラス」に出場したマシンの一部 画像2 「カルFabクラス」に出場したマシンの一部。入門者向け部門のはずが、皆レベルが高い……

「鬼」仕様な坂道がマシンをリタイヤに導く!?

 前述の通り、カルFabクラスとマジFabクラスの2部門が設けられているが、走行コースは共通でエコライブオフィス品川の空間をフル活用したコースレイアウトとなっている。難所として、階段を利用した勾配の急な坂道が2箇所用意されていた。

難所 画像3 勾配の急な下り坂と上り坂が“難所”として設けられていた
下り坂 画像4 多くのマシンが勢い良くダイブしてリタイヤした難所の下り坂

 1つ目の下り坂は第3コーナー手前に設けられており、車重が軽く、加速が付き過ぎていると勢い良くジャンプしてしまい、うまく着地できない可能性がある。そして、もう1つが第4コーナー直後、ゴール手前にある急な上り坂だ。大会の前座(?)で行われたビギナー向けレース(ミニ四駆初心者向けワークショップ参加者が出場)では、出場したマシンのほとんどがほぼ標準構成のものだったせいもあるかもしれないが、1つ目の下り坂で多くがリタイヤしていた。

 カルFabクラスおよびマジFabクラス参加者にとってポイントとなるのが、最初の下り坂だ。彼らのマシンの多く(特にマジFabクラスのマシンのほどんど)が、良い意味で“手作り感”のある一品モノであるため、「大きくジャンプした後、自分のマシンがその衝撃に耐えられるのか?」「一瞬で、はかなく散るのでは?」という不安の声が聞こえてきた。

 主催のFabCafeに加え、今大会の共催メンバーであるカーデザイナーの根津孝太さん、プロダクトデザイナー&スマイルメーカーのやまざきたかゆきさん、趣味を楽しむカフェShuminovaの面々は、「レース本番で“はかなく散る”前に、各マシンをよく見ておいてほしい」とコメント。レース前のレギュレーションチェックを通過したマシンを囲み、撮影大会が繰り広げられた。

レギュレーションチェック 画像5 レギュレーションチェックの様子。測定ケース内に収まらず、もう一度調整してから測定し直すシーンも見られた
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