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» 2015年05月08日 15時00分 UPDATE

FAニュース:制御装置の小型化に貢献する新製品、電気CADメーカーに製品情報も提供

オムロンは薄型・小型制御機器のラインアップの拡充と、制御機器の3次元CAD情報を国内外の電気CADメーカーに提供すると発表。制御装置の小型化・省スペース化のニーズに応えるとともに、設計の効率化を支援していく。

[MONOist]

 オムロンは2015年5月7日、薄型・小型制御機器のラインアップを拡充し、さらに制御機器の3次元CAD情報を国内外の電気CADメーカーに提供すると発表した。新たに3つの製品を発売するとともに、図研の「E3 series」、EPLANの「EPLAN」、ワコムの「ECAD dio」といった電気CADとの連携を開始する。オムロンの約5000形式の制御機器の3次元CAD情報を部品ライブラリとして提供し、設計の効率化を支援するサービスを展開していくという。

従来比70%薄型化した産業用I/Oリレー

 今回新たに発表された製品は3種類。1つ目の薄型産業用リレー「形G2RV」と「形G3RV」は、外形寸法が高さ106.7mm×奥行97.4mm×幅6.2mmで従来比70%の薄型化を実現した。リレータイプの形G2RVは最大6A(アンペア)、ソリッドステート・タイプの形G3RVは最大3Aの負荷開閉が可能だ。

rk_150508_omuron01.jpg 薄型産業用リレー「形G2RV」と「形G3RV」 出典:オムロン

 簡単な動作確認が可能なラッチングレバー型、金メッキ接点を使用した微小負荷開閉型、高速な開閉が可能なソリッドステート・リレー出力型の3種類を用意している。電線接続方式はプッシュイン端子を採用しており、従来のネジ端子と比較して1端子当たり配線時間を25秒短縮できるという。販売目標は2015年度から初年度に3万台、3年間で約20万台を見込む。

DINレール対応の無停電電源装置

 2つ目の新製品はDINレール対応のDC-DCタイプの無停電電源装置(UPS)「形S8BA」シリーズだ。出力容量が120W/240W/360W/480Wの4機種を販売する。リチウムイオンバッテリーを採用しており、外形寸法は120Wが高さ100mm×奥行100mm×幅94mmで、240Wは幅が148mm、360Wと480Wが270mmとなる。入出力電圧はDC24Vで、バックアップ時間は6分だ。

rk_150508_omuron02.jpg 無停電電源装置「形S8BA」シリーズ 出典:オムロン

 電源入出力インタフェースには、プッシュイン端子台を採用。入出力信号にはUSBとRS-232Cを搭載しており、産業用PCやコントローラーとのシャットダウン連動が可能だ。現時点では国内販売のみで、順次海外での販売も開始するとしている。

従来比30%短胴化した押しボタンスイッチ

 3つ目が制御盤・配電盤および産業用機器の操作パネル向けの押しボタンスイッチ「形A22N」シリーズだ。従来比30%短胴化しており、パネル穴は22、25、30mmに対応している。操作部の取り付けについてはレバーのスライドによるロック機構となっており、ツーアクションでアンロックできる仕様だ。

rk_150508_omuron03.jpg 押しボタンスイッチ「形A22N」 出典:オムロン

 産業用規格はcULus listed、TUV、CE、CCC、保護構造はIP66とNEMA13に対応。ボタンの色は7種類で、さらに複数のLED点灯電圧に対応できるラインアップとなっており、グローバルに利用可能な製品となっている。

 変種変量生産が広がる自動車分野や、多品種生産が求められるデジタル機器分野などでは、生産ラインの柔軟な仕様変更が求められる。これに伴い装置メーカーや制御盤メーカーは、こうした仕様変更に対応可能な製品の開発を目指し、盤内スペースの確保や装置・制御盤の小型・薄型化を進めている。

 オムロンは今回の製品ラインアップの拡充でこうした小型化・省スペース化のニーズに応えていくとともに、部品情報の提供により設計の効率化を支援することで、制御盤の設計・生産納期の短縮や、小型化による輸送コストの削減に貢献していくという。

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