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» 2015年05月15日 08時00分 UPDATE

車載情報機器:「T-Connect」にトイレ検索アプリ、車いす利用者など向け

トヨタ自動車は、車載情報機器プラットフォーム「T-Connect」の専用アプリ「Apps(アップス)」に、車いす利用者などが使いやすい多機能トイレ情報の検索やルート案内が可能となる「多機能トイレナビ(東海3県版)」を追加設定した。

[朴尚洙,MONOist]

 トヨタ自動車は2015年5月13日、車載情報機器プラットフォーム「T-Connect」と「G-Link」向けの専用アプリ「Apps(アップス)」に、東海3県(愛知・岐阜・三重)の高速道路や一般道路の休憩スポットなどに設置された多機能トイレ情報の検索やルート案内が可能となる「多機能トイレナビ(東海3県版)」を追加設定したと発表した。同年5月21日からサービス提供を始める。

 多機能トイレとは、車いす利用者が利用できる広さや手すりなどに加えて、おむつ替えシート、人工肛門や人工膀胱を持つ人々(オストメイト)にも対応する機能を備え、車いす利用者だけでなく、高齢者、障がい者、子ども連れなどにとって利用しやすいトイレのことだ。

 同アプリは、車いす利用者などが自動車でより快適かつ円滑に移動できるようにするため、高速道路のサービスエリア、パーキングエリア、ハイウェイオアシスをはじめ、道の駅などを対象に、駐車場から多機能トイレまでの段差の有無やその詳細仕様などの情報を収録するドライブ支援サービスとして開発された。

 ユーザーは、同アプリを起動すれば、施設ジャンルと利用者ニーズ(手すり位置、介護ベッド・おむつ交換台・オストメイト有無など)の2つから検索/絞り込みが可能。自車位置付近における対象施設の詳細情報を表示させ目的地として設定できる他、最初にナビゲーション画面で目的地を設定した後は立ち寄り地点(またはナビゲーションの追加目的地)として設定することもできる。

「多機能トイレナビ(東海3県版)」のメインメニュー画面「多機能トイレナビ(東海3県版)」の「現在地付近」の対象施設表示画面 「多機能トイレナビ(東海3県版)」のメインメニュー画面(左)と「現在地付近」の対象施設表示画面(右)(クリックで拡大) 出典:トヨタ自動車
「多機能トイレナビ(東海3県版)」のジャンル選択画面「多機能トイレナビ(東海3県版)」の「設備」選択画面 「多機能トイレナビ(東海3県版)」のジャンル選択画面(左)と「設備」選択画面(右)(クリックで拡大) 出典:トヨタ自動車
「多機能トイレナビ(東海3県版)」の「施設情報」画面「多機能トイレナビ(東海3県版)」の「詳細情報」画面 「多機能トイレナビ(東海3県版)」の「施設情報」画面(左)と「詳細情報」画面(右)(クリックで拡大) 出典:トヨタ自動車

 収録データ数(施設/多機能トイレ)は、高速道路(サービスエリア、パーキングエリア、ハイウェイオアシス)が88/104カ所、道の駅が84/104カ所、福祉車両(ウェルキャブ)を体感できるトヨタ自動車の販売店「ウェルキャブステーション」が19/20カ所で、総計191/228カ所となっている。

 多機能トイレの詳細情報は、入口段差、入口扉形状、入口幅、右手すりの有無/形状、左手すりの有無/形状、便器種類、背もたれの有無、温水洗浄便座の有無、温水洗浄操作パネルの有無/取付け位置、水洗様式、オストメイトの有無、介護ベッドの有無、おむつ交換台の有無、非常用ボタンの有無の14項目に分かれている。

 同アプリの開発に当たって、NPO法人の伊勢志摩バリアフリーツアーセンターに監修を依頼した。同センターが提唱する「パーソナルバリアフリー基準」の考え方に基づき、集約・整備する情報の種類やアプリの使い勝手などについてアドバイスしてもらったという。

 なお、多機能トイレナビ(東海3県版)については、2015年5月21〜23日にポートメッセなごやで開催される「国際福祉健康産業展ウェルフェア2015」のトヨタ自動車ブースで展示される。

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