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» 2015年05月21日 09時00分 UPDATE

人とくるまのテクノロジー展2015:岡山発インホイールモーターEVが第2弾、三菱自動車が協力

おかやま次世代自動車技術研究センターは、「人とくるまのテクノロジー展2015」において、独自開発のインホイールモーターを搭載する電気自動車(EV)の実証実験車「OVEC-TWO」を展示した。

[朴尚洙,MONOist]

 おかやま次世代自動車技術研究センターは、「人とくるまのテクノロジー展2015」(2015年5月20〜22日、パシフィコ横浜)において、独自開発のインホイールモーターを搭載する電気自動車(EV)の実証実験車「OVEC-TWO」を展示した。

 同センターは、岡山県から世界に向けて次世代の自動車技術を発信するべく、県内のモノづくり企業16社が参加して活動を行っている。2011〜2013年度の3年間で進めてきた「おかやま次世代自動車技術研究開発プロジェクト」では、SIM-Driveの技術を応用して独自開発したインホイールモーターを、ベース車である「ギャラン フォルティス」の4輪に搭載する試作車「OVEC-ONE」を開発している。

 同プロジェクトは、2014〜2016年度にかけての第2期が始まっており、共同研究パートナーとして三菱自動車が参加している(関連記事:三菱自動車がインホイールモーターEV開発を再開、岡山県と共同研究へ)。この第2期で開発した車両が、今回展示したOVEC-TWOである。

sp_150521expo_jsae_ovec_01.jpgsp_150521expo_jsae_ovec_02.jpg 「OVEC-TWO」の外観(左)とインホイールモーターを組み込んだ後輪(右)(クリックで拡大)

 OVEC-TWOのベース車両はi-MiEVで、OVEC-ONEとは異なり、後輪2輪にアウターローター方式インホイールモーターを組み込んでいる。インホイールモーターは、軽自動車にも使えるように、15インチホイールに装着可能な外径サイズと薄型構造を実現した。モーター1個当たりの最高出力は23.5kW、最大トルクは570Nm、定格出力が15kW。電池パックはi-MiEVのものを流用し、容量は16kWhになっている。

 また、水冷インバータやインホイールモーターを組み込んだ後輪2輪の駆動力と制動力を独立に制御する運動制御システムの他、クロスメンバーの大容量マウントゴムで支持する防振構造を持つダブルウィッシュボーンサスペンションをリヤ側に採用するなどしている。

sp_150521expo_jsae_ovec_03.jpgsp_150521expo_jsae_ovec_04.jpg 「OVEC-TWO」に採用したインホイールモーターとインバータ(左)、リヤ側のダブルウィッシュボーンサスペンション(右)(クリックで拡大)

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