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» 2015年05月22日 07時00分 UPDATE

TECHNO-FRONTIER 2015:IE5相当の高効率アモルファスモーターを受注販売、効率と省スペースが特徴

日立産機システムは「TECHNO-FRONTIER(テクノフロンティア)2015」で、2014年7月に発表した、国際高効率規格でIE5相当を達成するアモルファスモーターを出展。既に受注販売により、販売実績が生まれていることを明らかにした。

[三島一孝,MONOist]

 日立産機システムは2015年5月20〜22日に千葉市・幕張メッセで開催されている「TECHNO-FRONTIER(テクノフロンティア)2015」で、2014年7月に発表した、独自機構のアモルファスモーターを出展。国際高効率規格でIE5相当を達成する高効率を実現しており、受注販売ながら既に販売実績が生まれていることを明らかにした。

 今回出典したアモルファスモーターは2014年7月に日立製作所と日立産機システムが共同開発を発表したもの(関連記事:日立、効率96%を実現するIE5レベルのアモルファスモーターを開発)。鉄芯にアモルファス金属を採用していることが特徴となる。

photo IE5相当を達成した11kW容量のアモルファスモーター(クリックで拡大)

 アモルファス金属は、従来のモーターに使用されている電磁鋼板と比べて鉄損が約10分の1と、大幅に損失が低い材料だ。しかし、モーターのステーター鉄芯に用いる場合、加工時の影響による磁化特性や鉄損特性が劣化する加工劣化性が問題となっていた。日立製作所と日立産機システムでは、これらを高精度に加工できる技術を開発。さらに、「アキシャルギャップ型」とする独自構造を採用し、従来のサイズ以下で、96%の高効率化を実現。現在、産業用モーターの国際高効率規格で規格化されているわけではないが、同効率はIE5クラスに相当するという。高効率であるためファンが必要なく薄型化を実現できることも特徴となる。

photo ラジアルギャップ型とアキシャルギャップ型のモーター構造の違い(クリックで拡大)※出典:日立製作所

 既に受注販売の形式で販売を進めており、販売実績も出始めているという。用途については「ポンプなどで高効率を求めるニーズの他、最終製品の小型化になる点などが評価を受けている」(ブース担当者)としている。

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