装置の小型化が可能なガルバノスキャニング式レーザー溶着機を発売FAニュース

パナソニック デバイスSUNXは、ガルバノスキャニング式レーザー溶着機「VL-W1シリーズ」を発売した。高性能ファイバーレーザーを搭載し、高品質な樹脂溶着を可能にした。

» 2015年06月18日 07時00分 公開
[MONOist]

 パナソニック デバイスSUNXは2015年6月1日、ガルバノスキャニング式レーザー溶着機「VL-W1シリーズ」を発売した。自動車部品や電機部品などの樹脂部品の接合用途に向ける。

 VL-W1シリーズは、同社独自の高性能ファイバーレーザーを搭載したことで、高品質な樹脂溶着を可能にした。レーザーヘッドには、レーザー光を走査するガルバノミラーを内蔵。ヘッド自体を動かすスカラロボットやXYステージが必要がないため、装置の小型化・簡素化に対応できる。

 ヘッド内部には、溶着中のレーザー光をモニタリングできる高性能パワーモニターを搭載し、溶着した製品ごとのレーザー出力推移の記録・管理ができる。また、レーザー出力監視により、レーザーの異常出力が発生した場合には、装置を瞬時に停止できる。

 ラインアップはレーザー発振器出力50Wの「VL-W1500」と100Wの「VL-W1A00」の2種で、価格はオープン。いずれも、加工範囲(X、Y)は200×200mm、スキャンスピードは最大で秒速3000mmとなっている。

photo ガルバノスキャニング式レーザー溶着機 VL-W1
photo ガルバノスキャニング式の採用
photo ファイバーレーザー搭載
photo 高性能パワーモニター内蔵
photo LCD搭載コンソール

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