サーボドライバ・ステッピングモーターのセットシリーズを発売FAニュース

シナノケンシは、サーボドライバとステッピングモーターをセットにした「CSB-BZシリーズ」を発表した。ステッピングモーターとサーボ技術を組み合わせることで、起動・停止時の高トルク、低振動・低騒音、低発熱による省エネを強化した。

» 2015年06月30日 07時00分 公開
[MONOist]

 シナノケンシは2015年6月17日、標準品モーターとドライバを提案する「Plexmotion(プレクスモーション)」として、新たにサーボドライバとステッピングモーターのセット「CSB-BZシリーズ」を発表した。各種研究実験装置や工場向け設備、半導体製造装置、基板搭載用設備などの用途に向ける。

 CSB-BZシリーズは、サーボドライバとステッピングモーターをセットにしたシリーズとなる。ステッピングモーターとサーボ技術を組み合わせることで、起動・停止時の高トルク、低振動・低騒音、低発熱による省エネを強化した。

 また、サーボドライバを採用したことで、従来品比約1.5倍という低速域での瞬間的な高トルクを可能にした。ステッピングモーターの駆動には、ベクトル制御技術を適用することで、モーター動作時の騒音・振動を従来品比約−18dBまで低減した。

 さらに、負荷に応じた電流制御により、モーターの温度上昇を大幅に抑えることができる。従来品では固定子表面100℃だったものが、同条件で26℃と低発熱のため、密閉された空間の用途にも対応できるという。

 ドライバには、幅17.6mmの薄型形状ドライバを採用。多軸のモーター駆動を複数のドライバで制御する場合でも、より多くのドライバを収めることができる。

 ラインアップは「CSB-BZ42D3E」「CSB-BZ60D3E」の2種で、モーター・ドライバ・ケーブルをセットにした価格(税別)は、それぞれ4万9900円、5万3900円となっている。

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