ファイバーレーザー発振器搭載のファイバー2次元レーザー加工機FAニュース

三菱電機は、炭酸ガスレーザー加工機にファイバーレーザー発振器を搭載した4kW出力の「ML3015eX-F40」を発売した。板厚25mmまでの軟鋼切断で、炭酸ガスレーザー加工機と同等の切断面粗さとテーパーを可能にした。

» 2015年07月03日 07時00分 公開
[MONOist]

 三菱電機は2015年6月11日、ファイバー2次元レーザー加工機の新製品として、ファイバーレーザー発振器を搭載した4kW出力の「ML3015eX-F40」を発売した。

 ML3015eX-F40は、同社の炭酸ガスレーザー加工機「eXシリーズ」に、ファイバーレーザー発振器を搭載したファイバー2次元レーザー加工機となる。中厚板・厚板に最適化した独自の制御・加工技術により、板厚25mmまでの軟鋼切断で炭酸ガスレーザー加工機と同等の切断面粗さとテーパーを可能にした。

 軟鋼12〜25mmまでの板厚では、短時間でピアシングするハイピークピアス技術を採用し、板厚25mmの軟鋼ピアシング時間を最大50%短縮。また、独自の高速レーザー切断技術「F-CUT」により、板厚3mmのステンレス材で加工時間を50%短縮した他、準備動作を高速化する制御技術で、加工開始までの準備動作時間を最大50%短縮した。

 さらに、ファイバーレーザー発振器と高効率サーボモーター・サーボアンプなどを採用したことで、消費電力を約60%削減している。待機時の消費電力は、段階的に各機能を停止させるecoモードにより、最大70%削減した。

 標準価格は1億5700万円(税別)で、生産台数は年間100台としている。

photo ML3015eX-F40

FAメルマガ 登録募集中!

famerumaga

MONOist FAフォーラムのメールマガジンの配信を2014年7月よりスタートしました。FAニュースをはじめ、産業用ロボット、インダストリー4.0、PLCや産業用ネットワーク、制御システムセキュリティなど注目の話題をまとめてお届けしています。

ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。


関連キーワード

レーザー加工機 | FA | 三菱電機 | FAニュース


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.