住宅建材の物流を効率化する「納材管理サービス」を提供開始製造ITニュース

NECが提供する「納材管理サービス」は、建材メーカー・物流会社・住宅メーカーがクラウド上で情報を共有する。工程の進捗に合わせて建材を効率的に配送することで、必要なトラック台数を削減できて、現場作業効率も向上するという。

» 2015年07月22日 09時00分 公開
[MONOist]

 NECは2015年6月23日、住宅業界向けクラウドサービス「JHOP」において、住宅建材の物流効率化のための「納材管理サービス」を提供開始したと発表した。

 新たに追加した同サービスは、建材メーカー・物流会社・住宅メーカーが、物件情報、建築現場の工程情報、各工程で必要な納材情報などをクラウド上でリアルタイムに共有することで、「どこに・何を・いつ納品すべきか」を自動算出する。

 自動算出された情報に基づき、建材メーカーや物流会社は工程の進捗に合わせて複数の建材をまとめ、必要なときに各現場へ配送できるようになる。また、配送トラック台数の削減や、住宅メーカーの現場作業効率向上などの効果が見込め、建材物流業務全体の効率化や環境負荷低減につながるとしている。

 提供価格は1棟5000円(税別)から。今後3年間で30社への販売を目標としている。

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