「試作即量産」重さ2gのBLE搭載超小型IoTモジュール、Cerevoよりメイドイン秋葉原

Cerevoがわずか2gのBLE搭載超小型IoT向けモジュール「BlueNinja」を発表した。量産品への組み込みまでも想定しており、スムーズな開発と生産が可能となる。

» 2015年07月28日 18時30分 公開
[與座ひかるMONOist]

 Cerevoは2015年7月28日、東芝の低消費電力SoC「TZ1001」をメインに採用した小型IoT機器開発向けモジュール「BlueNinja」を発表した。

 Bluetooth 4.0、9軸(加速度・角速度・地磁気)・気圧センサー、リチウムイオン電池の充電・放電回路等を搭載し、サイズは11mm(幅)×37.5mm(奥行)×5.1mm(高さ)と超小型。価格はモジュール単体で4890円、デバッガ付きブレイクアウトボード同梱の開発キットが9900円。いずれもCerevoオンラインストアから購入可能だ。

「BlueNinja」(左)SDカードと比べたサイズ比較 「BlueNinja」(左)SDカードと比べたサイズ比較(クリックで拡大)
リチウムイオン電池(左)、「BlueNinja」(中)、ブレイクアウトボード(右) リチウムイオン電池(左)、「BlueNinja」(中)、ブレイクアウトボード(右)

 BlueNinjaはハードウェア開発者を対象としたCerevoの新ブランド「Cerevo Maker series」の第2弾製品となる。特徴は「量産品への組み込みまで想定した超小型モジュール」という点だ。これまでの開発用モジュールは、試作や電子工作といったプロトタイプ製作にのみ特化し、量産への移行ができないものが多かった。

既存のモジュールとプロトタイピングキットが持つ課題 既存のモジュールとプロトタイピングキットが持つ課題(クリックで拡大)

 「大企業であれば試作後、量産化のために部品を選定し直すことが可能。しかし開発リソースや資金が少ないスタートアップは、"なるべく試作のまま"量産化に移行したいと考えているはず。BlueNinjaを超小型にしたのは、試作から量産まで同じモジュールで製作できる商品を低価格で提供できればと考えたからだ」(Cerevo 代表取締役 岩佐琢磨氏)

Cerevo 代表取締役 岩佐 琢磨氏 Cerevo 代表取締役 岩佐琢磨氏(クリックで拡大)
「BlueNinja」の概要説明スライド 「BlueNinja」の概要説明スライド(クリックで拡大)

 また、東芝のSoC「TZ1001」を採用した理由として岩佐氏は「小さなパッケージで、非常に低消費電力。Bluetoothも内蔵で、24bitのADCが3本も内蔵されている。インターネットで見つけて面白い製品だと思い、すぐ東芝さんに声をかけてコラボレーションが実現した」と説明した。

東芝 セミコンダクター&ストレージ社 ロジックLSI事業部 事業部長附 松井俊也氏 東芝 セミコンダクター&ストレージ社 ロジックLSI事業部 事業部長附 松井俊也氏(クリックで拡大)

 BlueNinjaは現在、全て東京・秋葉原の「DMM.make AKIBA」で生産されている。技術基準適合証明(技適)も取得済で、PCとつないで簡単に開発が可能。同日に行われた記者発表会では、BlueNinjaを活用した2つの事例が展示されており、「アクティビティトラッカー(運動活動量計)のようなものであれば、誰でも開発できるようになる」と岩佐氏は解説した。

「BlueNinja」の活用例として製作された腕時計(右) BlueNinjaの活用例として製作された腕時計(右)(クリックで拡大)
ミニ四駆の中に「BlueNinja」を組み込んだもの ミニ四駆の中に「BlueNinja」を組み込んだもの(クリックで拡大)
ミニ四駆を走らせると、スマートフォンのアプリケーション上で加速度や傾きなどが閲覧できる(Maker Fair Tokyo 2015で展示予定) ミニ四駆を走らせると、スマートフォンのアプリケーション上で加速度や傾きなどが閲覧できる(Maker Fair Tokyo 2015で展示予定),(クリックで拡大)

 また、現在初回生産分の300個限定ながら、リチウムイオン電池同梱スペシャルモデルが9990円でCerevoオンラインストアで購入できるキャンペーンを実施中。同製品はMaker Faire Tokyo 2015(開催期間:2015年8月1〜2日)のFlashAirブースに展示を予定している。

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