2017年は「青色」のクルマが流行? デジタル社会の影響で知的なカラーに伸び車両デザイン(2/2 ページ)

» 2015年08月11日 09時00分 公開
[與座ひかるMONOist]
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よく見ると奥が深いカラーの世界

 「青」とひとくくりに言っても、発色や質感、色の濃さはさまざまだ。松原氏が今回、見どころに挙げた2色の青を近くで見ると、同じ青でもかなり印象が異なることが分かる。


テーマ「LIVE FOR TODAY」枠の「Blue Crayon」という青テーマ「BASICALLY」枠の「Heraldic Blue」という青 テーマ「LIVE FOR TODAY」枠の「Blue Crayon」という青(左)。彩度も明るく、光が当たらない場所でもしっかり発色するように作られている。テーマ「BASICALLY」枠の「Heraldic Blue」という青は、細かいパール顔料が含まれており、滑らかな光を放つ(右)(クリックで拡大)

 他にも、マット感の強いイエローや、光を当てると青色に見えるグレーなどの新色が展示された。

テーマ「BASICALLY」枠のイエローテーマ「BASICALLY」枠のグレー テーマ「BASICALLY」枠のイエロー(左)とグレー(右)。テーマ「BASICALLY」枠のイエロー(左)とグレー(右)。イエローはマット感が強く、グレーは光を当てると青く見える。を決める要素だ(クリックで拡大)

 「光が当たった時や陰になったときにどう色の見え方が変わるか、ということまで考えてカラートレンド予測を作っています。今は見慣れない色でもいまは見慣れない色でも、数年後には主流となるカラーがこの中から出てくるかもしれない」と松原氏は説明した。

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