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» 2015年08月25日 10時00分 UPDATE

フォーラムエンジニアリング活用事例(2):地元志向の優秀な派遣エンジニアで品質を高める/TOTO

地方在住の優れたエンジニアが、住み慣れた地元で職を求めるのは難しい。だがフォーラムエンジニアリングの技術者派遣を活用すれば「地元」で「自分のスキルを生かす」を実現できる。地元での就業を希望する派遣エンジニアを積極的に活用しているTOTOに話を聞いた。

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 当たり前のことだが、優秀なエンジニアは全国至るところに存在する。だが、その優れた人材が住み慣れた地元(地方)で職を求めようとすると、途端にその活躍の場が限られてくる。スキルを生かせる職の選択肢が少ない地方で妥協しながら働くか、それとも自分の能力を最大限に発揮しスキルアップもできる大都市に生活を移すか……。このような悩みを抱える地方在住エンジニアは少なくない。

 だが実は、自分が住み慣れた地方にも、エンジニアの能力を存分に発揮できる優良企業が存在する。特に製造業は地方に生産工場などモノづくり拠点を抱えているケースが多い他、本社自体を地方に置いて大都市から離れた場所でオンリーワンを貫く大企業も数多く存在する。

 そんな製造業の“地方の雄”として有名なのが、福岡県北九州市に本社を構えるTOTOだ。日本のみならず世界へ活躍の場を広げている、言わずと知れた衛生陶器のトップメーカーだが、その品質を支える第一線の部署で、地元での就業を希望する派遣エンジニアを状況に応じて活用しているのだ。

photo TOTO小倉第一工場(衛生陶器の製造工程)
photo ウォシュレット一体形便器の最新モデル「ネオレストハイブリッドシリーズ」

優秀な“即戦力エンジニア”がすぐに必要だった理由

photo TOTO衛陶生産本部 衛陶品質保証部の矢部賀央部長

 「派遣エンジニアの登用を本格化させたのは今から3年ほど前。団塊世代が続々とリタイヤする中、若手社員の育成にはどうしても時間がかかるため、一時的にベテラン社員の業務を引き継げる人材として即戦力になってくれる中堅世代の派遣エンジニアを補充したかった」と語るのは、TOTOの主力製品である衛生陶器の品質業務を統括する衛陶生産本部 衛陶品質保証部の矢部賀央部長だ。

 もう1つ、派遣エンジニア採用を後押ししたのが「海外での人材需要の急増」だ。創立100周年の2017年に向けた長期経営計画で「真のグローバル企業」を掲げているTOTOでは、海外住設事業は重要な柱の1つ。海外ではまださほど普及していないウォシュレットや、防汚技術のセフィオンテクト加工などの高付加価値商品が近年高い評価を得ており、海外での需要が急速に増えたことを受けて海外拠点が増加。そのため国内人員を海外へシフトさせる必要があり、国内の人材を一時的に補充する必要があったのだ。

 国内の事業所をきっちり守ってもらうための優秀な“即戦力エンジニア”の派遣は、技術者の質で定評のあるフォーラムエンジニアリングに依頼。2012年ころから徐々に受け入れた結果、現在ではさまざまな部署でフォーラムエンジニアリング社員が働いている。そのうち、矢部部長が率いる衛陶品質保証部 衛陶品質保証課で活躍するのが37歳の新谷 卓也さんと36歳の坂本 泰光さん。二人とも他のメーカー勤務を経験している中堅の即戦力エンジニアだ。

photo TOTO衛陶品質保証部 衛陶品質保証課に勤務するフォーラムエンジニアリングの坂本 泰光さん(左)と新谷 卓也さん(右)

品質保証の要職――「是正」と「解析」

 新谷さんは2014年に衛陶品質保証課へ着任。是正チームに所属する新谷さんの業務は、市場からの不具合の情報を日々収集して不具合事象の傾向を分析し、是正が必要と判断するものについては設計部門と一緒に改良・改善を検討するという要職。場合によっては製造工程を大幅に変更する指示を出すこともあるという。

 「発生したクレームに対し、各生産工場へ調査および是正(対策)を依頼します。逆に工場などから要望があれば、製品を改良する提案をします。私の依頼や提案によって“生産工場を動かす”こともあるので、責任の大きな仕事を任せてもらえているところにやりがいを感じています」(新谷さん)。

 一方、解析チームに所属する坂本さんは、2015年4月に衛陶品質保証課へ着任したばかり。解析チームでは市場からの不具合情報や回収した不具合品の原因を究明して、是正の必要可否を判断。解析に必要な情報を市場から収集して、解析力を高め、迅速な是正・再発防止につなげていくという業務で、こちらも品質保証には欠かせない要職だ。

 「クレームで一部の部品だけが返却されても、そのクレームを再現するのは難しい。現場とは違う場所で再現試験を行うので、確実にこれが原因だと言い切れない場合があるのです。それだけに、解析を駆使してわずかな情報からクレームを再現し原因を突き止めることができたときはやりがいを感じます」(坂本さん)。

 近年は製品の生産サイクルにISO9000シリーズなど品質マネジメントを取り入れるのが当たり前になっており、品質保証部の役割が非常に重要になってきていると語る矢部部長。品質を支える要職の部署での二人の働きぶりについて「二人とも仕事への取り組み姿勢が真面目で、メンバーからの信頼も厚い。新谷さんの是正チームは設計部門へ“ダメ出し”をするようなものなので設計部門が納得できる理由をしっかりと示さなくてはいけない。一方、坂本さんの解析チームはクレーム原因を解析し、是正する必要があるのか、一過性のものか、を解析で判断しなくてはいけない。どちらも難しい職務だが、コミュニケーションも良く取れており、両チームともに組織として機能している」と高く評価する。

共通する職務希望は「地元」「自分のスキルを生かす」

 新谷さんと坂本さんが転職に当たって共通していたのが「地元」で「自分のスキルを生かして」働きたいという希望だ。新谷さんは北九州高専を卒業後に13年間の電子機器メーカー勤務を経てフォーラムエンジニアリングへ転職。坂本さんは国立大学大学院卒業後に大手化学メーカーでの研究職を経てフォーラムエンジニアリングへ転職した。二人とも、勤務地を地元の北九州市に限定し、その中で自分のスキルを生かせる業務という希望で応募したという。

 「“地元で働きたい”という積極的な理由で転職してきているためか、受け身ではなく能動的に業務へ取り組んでくれている。品質保証は“気付き”が欠かせないのだが、二人とも他のメーカー勤めを経ているため広い視野を持っており、プロパーではなかなか気付かなかったような是正・解析のポイントを見つけてくれる」(矢部部長)。

 北九州在住の二人とも、地元の優良企業・TOTOの存在はもちろん知っていたが、フォーラムエンジニアリングから紹介されるまでは働き先としてのイメージはなかったという。だが実際には、それまで築き上げてきた自分のスキルを存分に生かし、会社側からも信頼され必要とされる職に就け、何よりも「地元で働きたい」という希望をかなえることができた。だが、仮にTOTOへ直接プロパー採用されていたら、中堅エンジニアとなった今ごろ、海外拠点への異動の可能性もあった。「地元」で「自分のスキルを生かす」というこだわりをかなえるのに、二人のような「派遣エンジニア」という選択肢は、エンジニアの新しい働き方なのかもしれない。

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提供:株式会社フォーラムエンジニアリング
アイティメディア営業企画/制作:MONOist 編集部/掲載内容有効期限:2015年9月24日