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» 2015年08月26日 13時00分 UPDATE

エコカー技術:新型「ソリオ」のマイルドハイブリッドはモーター出力1.5倍、燃費は27.8km/lに (1/2)

スズキは、小型車「ソリオ」とカスタムモデルの「ソリオ バンディット」をフルモデルチェンジした。軽自動車で採用を広げているマイクロハイブリッドシステム「S-エネチャージ」を、登録車であるソリオへの搭載に合わせて「マイルドハイブリッド」に改称して採用。JC08モード燃費は従来の25.4km/lから27.8km/lに向上した。

[朴尚洙,MONOist]

 スズキは2015年8月26日、小型車「ソリオ」とカスタムモデルの「ソリオ バンディット」をフルモデルチェンジし、国内市場で販売を始めると発表した。「ワゴンR」などの軽自動車で採用を広げているマイクロハイブリッドシステム「S-エネチャージ」を、登録車であるソリオへの搭載に合わせて「マイルドハイブリッド」と改称して採用。2014年12月に発売した新型「アルト」と同じ軽量プラットフォームの採用による約100kgの軽量化の効果もあり、JC08モード燃費は従来の25.4km/l(リットル)から27.8km/lに向上した。税込み価格は、ソリオが145万4760〜196万7760円、ソリオ バンディットが182万5200〜195万1560円。月間販売目標台数は両モデル合わせて3500台。

sp_150826suzuki_01.jpgsp_150826suzuki_02.jpg フルモデルチェンジした「ソリオ」(左)と「ソリオ バンディット」(右)の外観(クリックで拡大) 出典:スズキ
sp_150826suzuki_03.jpgsp_150826suzuki_04.jpg 従来モデルの「ソリオ」(左)と「ソリオ バンディット」(右)の外観(クリックで拡大) 出典:スズキ
sp_150826suzuki_05.jpgsp_150826suzuki_06.jpg 新型「ソリオ」の内装(クリックで拡大) 出典:スズキ

外形寸法は変えずに車室内空間を広げる

 ソリオの特徴は、全長が4m以下とコンパクトでありながら、全高1550mm以上のハイトワゴンタイプの車両として、車室内空間の広さを確保しているところにある。新型ソリオの外形寸法は、全長3710×全幅1625×全高1745mmで、従来モデルと比べて全長が同じで、全幅が5mm増、全高は20mm減とコンパクトさに変わりはない。

 その一方で車室寸法は、室内長2515×室内幅1420×室内高さ1360mmとなり、室内長で385mm、室内幅で5mm、室内高さは15mm拡大した。前席と後席の間のゆとりを示す前後乗員間距離も1025mmから1080mmに拡大した。従来モデルで好評だった、車室内で前後席間を移動できるセンターウォークスルーも採用を継続している。

sp_150826suzuki_07.jpgsp_150826suzuki_08.jpg 新型「ソリオ」の外形寸法(左)と車室内寸法(右)(クリックで拡大) 出典:スズキ
sp_150826suzuki_09.jpgsp_150826suzuki_10.jpg センターウォークスルー(左)と新型「ソリオ バンディット」の室内空間イメージ(右)(クリックで拡大) 出典:スズキ

 ホイールベースはも、従来モデルの2450mmから2480mmに拡大している。しかし最小回転半径は5.0mから4.8mと小さくなり、さらに取り回しの良い操作が可能になった。

 外形寸法をほぼ変更せずに車室内空間を広げ、ホイールベースを増やしつつ、最小回転半径も小さくできたのは、新型アルトから採用を始めた軽量プラットフォームによるところが大きい。なおこの軽量プラットフォームは、ソリオだけでなく、今後発売する国内外のAセグメント車に展開する計画だ。

 この軽量プラットフォームに加えて、ボディの約51%に高張力鋼板を採用するなどして、車両重量も軽減している。マイルドハイブリッドを搭載のする「HYBRID MX」が、従来モデルの「X-DJE」より100kg軽い950kgとなった(いずれも2WD車)。一般的に、ハイブリッドシステム搭載車は、ハイブリッドシステムを搭載しない車両よりも重いことを考えると、ソリオのハイブリッドシステムが軽量なマイルドハイブリッドであることを考慮しても驚異的だ。

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