IoTと教育市場向けに2部門を新設、今後4年間で30億ドル投資製造マネジメントニュース

IBMは、IoTと教育市場向けに、2つの部門を新設することを発表した。新部門のバイス・プレジデント兼ゼネラル・マネジャーには、ハリエット・グリーンが就任し、事業を統括する。

» 2015年10月05日 09時00分 公開
[MONOist]

 IBMは2015年9月14日、IoT(モノのインターネット)と教育市場向けに、2つの部門を新設することを発表した。新しい教育部門は、年内に正式に発足する予定だ。

 新部門のバイス・プレジデント兼ゼネラル・マネジャーには、Thomas Cook GroupとPremier Farnell plcのCEO兼エグゼクティブ・ディレクターだったハリエット・グリーン(Harriet Green)が就任。コンサルタント、研究者、開発者から成る2000人以上のチームを統率し、事業や新たな成長分野の事業開発を統括するという。

 グリーン氏は、Thomas Cook GroupでグループCEO兼エグゼクティブ・ディレクター在任中に、同社の改革を実行した人物として知られている。過去には、Premier FarnellでCEO兼エグゼクティブ・ディレクター、Arrow Electronicsで10年以上役員を歴任。また、英国のナショナル・ビジネス・アワード、Sunday Times紙でそれぞれ2013年のリーダーに選出された。2010年6月には、電子分野への優れた功績に対して、エリザベス2世から大英帝国勲位が授与されている。

 同社は、新しい業界別のコグニティブ・コンピューティング・テクノロジー、クラウド・データ・サービス、開発者ツールの提供を目的として、今後4年間にわたり30億ドルを投資。顧客やパートナーがIoTから得る大量のデータを統合するのに役立てる。

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