日立が考える第4次産業革命の姿、過去最大規模のブースで披露SCF2015(1/2 ページ)

日立グループはファクトリーオートメーション関連の展示会「システムコントロールフェア2015」と計測機器の展示会「計測展2015 TOKYO」(2015年12月2〜4日、東京ビッグサイト)に出展。同イベントへの出展においては過去最大規模となるブースで、IoT対応の製造業向けシステムや製品を多数披露する。

» 2015年11月25日 14時00分 公開
[陰山遼将MONOist]

 日立製作所、日立産機システム、日立ハイテクノロジーズをはじめとする日立グループは、東京ビッグサイトで共同開催されるファクトリーオートメーション関連の展示会「システムコントロールフェア2015」と計測機器の展示会「計測展2015 TOKYO」(2015年12月2〜4日)に出展する。日立グループの合同ブースとして出展し、製造業の活用に注目があつまるIoT(Internet of Things、モノのインターネット)に対応した製品/サービスを多数展示する予定だ。なお、今回の日立グループブースは、同展示会への出展において過去最大規模になるという。

日立グループブースの出展イメージ 出典:日立製作所

 日立グループブース(西3ホール/小間番号S4-03)の出展テーマは「現場と経営そして社会をつなぐモノづくりの革新」。「コンセプトステージ」ではIoTの活用で進化したモノづくりの姿として、「サプライチェーン最適化」「迅速な生産立ち上げ」「作業品質の確保」「保守点検の品質確保」の4つのテーマについて、PC画面や模擬FAラインを用いたデモンストレーションを披露する。

 さらに「マネジメントの革新」「オペレーションの革新」「ファクトリーオートメーションの革新」「プロセスオートメーションの革新」という4つのカテゴリに分け、経営層から製造現場までを対象に、日立グループの製品・サービスの展示を行う。以下で各カテゴリの出展概要を紹介する。

オープンイノベーションや人工知能の活用で経営課題を解決

 マネジメント革新のコーナーでは、製造業の経営課題解決に貢献するソリューションについて、PC画面や実機を用いて紹介する。オープンイノベーションの活用に貢献する事業価値シミュレーションツール「NEXPERIENCE」の他、SCM(サプライチェーンマネジメント)、製造プロセスの改善に向けたビッグデータや人工知能の活用、セキュリティシステムの構築に関するソリューションを披露する。

日立が展示する「NEXPERIENCE」とSCMソリューションのイメージ 出典:日立製作所
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