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» 2015年12月02日 11時18分 UPDATE

MR技術で設計環境はどう変わる?:「HoloLens」と「Fusion 360」を融合させた未来の設計シーンを公開

オートデスクとマイクロソフトは、2014年から取り組んでいる共同開発プロジェクト「FreeForm」のこれまでの成果として、複合現実(MR)技術を活用した設計環境に関する映像を公開した。

[八木沢篤,MONOist]

 米Autodesk(オートデスク)と米Microsoft(マイクロソフト)は、2014年から取り組んでいる共同開発プロジェクト「FreeForm」のこれまでの成果として、複合現実(MR:Mixed Reality)技術を活用した設計環境に関する映像を動画共有サイトYouTubeに公開した。

 FreeFormとは、オートデスクの3次元CAD/CAM/CAEツール「Fusion 360」と、マイクロソフトのヘッドマウントディスプレイ型拡張現実システム「HoloLens」を組み合わせた、MR技術による設計・エンジニアリング環境の実現に関する共同開発プロジェクト。両社は、単に3Dモデルをホログラム表示するだけではなく、従来の設計環境やコミュニケーションを革新するツールとしての可能性に期待を寄せている。

FreeForm オートデスクとマイクロソフトによる共同開発プロジェクト「FreeForm」のこれまでの成果として活用イメージに関する映像が公開された(YouTube動画より) ※画像クリックで拡大表示
Microsoft HoloLens マイクロソフトのヘッドマウントディスプレイ型拡張現実システム「HoloLens」 ※画像クリックで拡大表示(出典:Microsoft)

 これまでの数カ月間で両社は、複数の試作3Dモデルを作成し、開発・設計の現場で利用されるであろうMR環境のシナリオを検討。さらに、ホログラムで表示される3Dオブジェクトに壁や空間を重ね合わせることで、作業エリアをどのように有効活用できるかを検証してきたという。

ジェスチャーの様子1ジェスチャーの様子2 ジェスチャー操作で3Dモデルを選択したり、部品単位にばらしたりできる(YouTube動画より)

 現在のところ、FreeFormプロジェクトは開発段階であるため、実際に体験することはできないが、近い将来実現できるとしている。これまでの成果として公開された今回の映像では、機械設計者や工業デザイナーがホログラム空間で協力し合い、これまでにないコラボレーションを行う様子が紹介されている。


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