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» 2015年12月03日 14時00分 UPDATE

SCF2015:これが端子台4.0か!? “日本の現場”に特化した日独共同開発品の姿 (1/2)

フエニックス・コンタクトは「システムコントロールフェア2015」(2015年12日2〜4日、東京ビッグサイト)に出展。それ伴い「端子台4.0」をテーマとした記者会見を開催し、同社の事業概要とDINレール用端子台の新製品「BTシリーズ」について説明した。画期的な製品日本市場特有のニーズに応えるため、ドイツ本社と日本法人が共同開発した注力製品だ。

[陰山遼将,MONOist]

 ドイツの産業機器メーカーPhenix Contactの日本法人であるフエニックス・コンタクトは2015年12月2日、「システムコントロールフェア2015」(2015年12日2〜4日、東京ビッグサイト)に出展。それ伴い同年12月2日に記者会見を開催し、同社の事業概要とDINレール用端子台の新製品「BTシリーズ」について説明した。日本市場特有のニーズに応えるべくドイツ本社と日本法人が共同開発したもので、「端子台業界に革命を起こす」(フエニックス・コンタクト)と意気込む注力製品だ。

rk_151203_tanchi01.jpg DINレール用端子台「BTシリーズ」 出典:フエニックス・コンタクト

 Phenix Contactは、ドイツ・ヴェストファーレン州北東部のブロムベルク市に本社を置く1923年創業の老舗産業用機器メーカー。建設、自動車、電力、水道インフラなどさまざまな産業を対象に、接続機器やインタフェース製品を中心に展開している。90年以上の歴史を持ち、多くの産業向け製品を手掛ける同社だが、その原点は“端子台”だという。日本法人であるフエニックス・コンタクトの代表取締役を務める青木良行氏は「Phenix ContactのDNAは端子台にある」と力を込める。

rk_151203_tanshi02.jpg フエニックス・コンタクトの代表取締役を務める青木良行氏

 青木氏が代表取締役を務める日本法人は1987年に設立し、現在、全国8カ所に拠点を置いているという。同氏は「欧州製品のため、設立当初は日本市場に受け入れられず、“氷河期”と呼べる時代もあった。しかし日本法人に専門の品質管理部門を置くなど、本社の製品をそのまま展開するのではなく、日本市場に寄り添った活動を続けることで業績を伸ばしてきた」と語る。

 こうした取り組みの延長で、日本市場特有のニーズに応えるDINレール用端子台として開発のが、新製品BTシリーズだという。日本法人から本社に対して提案を行い、約2年かけて共同開発したもので、製品をグローバルに展開するPhenix Contactの中で、こうした特定市場に特化した開発は珍しい事例になるという。

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