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» 2015年12月03日 15時00分 UPDATE

SCF2015:インダストリー4.0の中核担うシーメンス、ポイントは「TIAコンセプト」

シーメンスは、オートメーション技術の展示会「システムコントロールフェア(SCF)2015」(2015年12月2〜4日、東京ビッグサイト)において、「インダストリー4.0への道」の中核を担う「TIAコンセプト」を紹介した。

[三島一孝,MONOist]

 ドイツが進めるインダストリー4.0で中核を担うシーメンスは、オートメーション技術の展示会「システムコントロールフェア(SCF)2015」(2015年12月2〜4日、東京ビッグサイト)において「On the way to Industrie 4.0」をテーマとし、インダストリー4.0実現に向けた課題の解決策となる同社のソリューションを紹介した。

 インダストリー4.0はドイツ連邦政府が主導するモノづくり革新プロジェクトだが、シーメンスはその中核企業の1つとして、さまざまな取り組みに関与している。インダストリー4.0の目的地はマスカスタマイゼーションの実現だとされており、そのためにはさまざまなシステムや機器間の連携が重要になる。

「つながり」で多くの価値を生み出すTIAコンセプト

 シーメンスでは今回のSCFで、これらの「つながり」を実現する「TIAコンセプト」をあらためて訴求。それを体現する「TIAポータル」をアピールした。

 TIAとは、「Totally Integrated Automation」の略で、制御機器の効率的な相互運用性を実現するコンセプト。一貫性のあるデータ管理、グローバル標準、統一されたハードウェアおよびソフトウェアのインタフェースなどにより、生産コストの削減やリードタイムの短縮化、生産の柔軟性向上などを実現する。

photo シーメンスのTIAコンセプト 出典:シーメンス

 同コンセプトはオートメーションに関する、産業データの管理や産業データ通信、制御セキュリティ、セーフティ統合などを統合してエンジニアリングするもの。さらに上流の設計データを組み合わせることにより、全てをデジタルの世界でつなぎ合わせ、シミュレーションなどを行った上で、より効率的にリアルの世界に反映することが可能となる。

 また、PROFINETを通じて接続するデジタルとフィジカルを組み合わせた1つのプラットフォームを構築することで、制御ノウハウの部品化や設計ワークフローの標準化などが行える他、リモートメンテナンスなども簡単に実現可能となる。安全制御なども一般制御と組み合わせて実現しやすくなる他、制御セキュリティなども組み込みやすい。さらに、これらを見やすく管理しやすく表示するTIAポータルを活用することで、誰でも簡単に操作可能だ。

 シーメンス プロダクトマネージメントグループ グループマネージャーの横谷浩行氏は「TIAコンセプトそのものは1995年から展開してきたが、TIAポータルやこれらに対応するPLCなどが出そろってきたのはここ最近のことだ。ようやく思い描いていた新しい生産の形が実現できるようになった」と述べている。

photo TIAポータルによる管理画面のイメージ。それぞれのPLCを一元管理可能

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