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» 2015年12月07日 13時00分 UPDATE

SCF2015:用途に合わせて製造現場を支えるサーボモーター――安川電機

安川電機は、オートメーション技術の展示会「システムコントロールフェア(SCF)2015」(2015年12月2〜4日、東京ビッグサイト)において「BEST VALUE FOR YOUR APPLICATIONS〜これまでの100年、そして未来へ」をテーマに新型のインバータやACサーボドライブなど最新製品をアピールした。

[長町基,MONOist]

 安川電機は、このほど開催されたオートメーションと計測の先端技術が一堂に会する展示会「システムコントロールフェア(SCF)2015/計測展2015 TOKYO」(2015年12月2〜4日、東京ビッグサイト)に出展。2015年は創業100周年を迎えたこともあり「BEST VALUE FOR YOUR APPLICATIONS〜これまでの100年、そして未来へ」をテーマに新型のインバータやACサーボドライブなど最新製品をアピールした。

 同ブースでは、インダストリー4.0などに向け将来像を示した展示に関心が集まったが、その一方で現実的なビジネスにつながるFAコンポーネントでも先進的な製品を出展したことで注目を集めた。

 新製品としては、新しいインバーター※)をはじめ業界最高性能を誇るACサーボドライブ「Σ-7」シリーズやマシンコントローラー「MP3000」シリーズなどの最新製品を展示実演した。

※)関連記事:10年ぶりにインバータの新ラインアップ、制御性能を向上しIoTに対応

photo SCF安川電機ブースの「Σ-7」シリーズの実演

 このうち「Σ-7」シリーズはFT(用途最適形)仕様を2015年6月から順次製品化してきたが、今月から2016年1月にかけて新たに「Σ-7」FT21仕様(切削、切断用途機能オプション)同FT40仕様(プレス、射出用途機能オプション)同FT77仕様(搬送用途機能オプション)の3製品をラインアップに追加する。

 FT21仕様は切削、切断用途の送り軸向けに「クリアランス(距離一定)制御」「予測制御」「象限突起補償」といった機能に対応したオプション製品。クリアランス制御ではレーザ加工などの用途で焦点距離を合わせるために変位センサーを使用して一定距離を保つ制御を実現する。また、予測制御や象限突起補償機能を使用することで軌跡追従性を向上し、高度な切削動作を行う。これまで上位装置で実現してきたアプリケーションをサーボドライブで実現することでセットアップ時間の削減、精度の向上、コスト低減に貢献する。

 FT40仕様はプレス・射出成形用途向けに「圧力フィードバック制御」に対応したオプション製品。最近ではプレス機械や射出成形機などでさらなる加工精度の向上が求められている。圧力フィードバック制御では圧力センサー出力をサーボパックへ取り込み、圧力センサー値が目標の力と一致するように制御することで高速・高精度な圧力制御を行う。圧力フィードバック制御はこれまで同シリーズFT003形で対応しているがFT40仕様では従来製品との互換機能に加え、新アルゴリズムを採用しワンパラメータチューニングに対応した「圧力フィードバック制御2」で使用することで従来に比べより簡単に、短時間でゲイン調整が可能で、求める性能を容易に獲得できる。

 FT77仕様は2つのモータが1つの制御対象を駆動する機構で2台のサーボパックによる協調制御を実現する「トルク・推力アシスト機能」に対応したオプション製品。トルク・推力アシスト機能は2台のサーボドライブが協調して動作し、同一のトルク指令を出力することで1軸では駆動が難しいワークを駆動するための制御機能だ。FT77仕様ではシリアル通信により駆動軸と補助軸間の必要な情報交換を行い、同一トルク指令でモータ制御を行う。上位システムによる複雑な処理を必要とせず簡易的に協調システムを構築することができる。

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