無償の流体解析ソフト「Flowsquare」で「ベルヌイの定理」を説明する無償ソフトで流体解析(2)(3/4 ページ)

» 2015年12月16日 10時00分 公開
[伊藤孝宏MONOist]

 同じ物理量の位置同士をつないだ境界を等値線あるいは等値面と呼びます。

。Flowsquareでは、表示させたい位置でマウス右クリックすることで、図10に示すように簡単に等値線を表示させられます。

図10:等値線の表示

 続けて操作を行うことで、図11に示すような等高線を描くことも可能です。

図11:等値線の表示

 等値線を削除するには、Spaceキーを押してください。後から描画された等値線から順に消えます。一括で削除するには、Deleteキーを押してください。

 任意の位置の物理量は、マウスカーソルと同時に表示されます。例えば、図11では、マウスカーソルからテキストが引出表示されていますが、これは流速が秒速1.73mで、場所はX軸方向に左から44番目でY軸方向に下から4番目の格子であることを示しています。

 なお、指定した断面の物理量をグラフ化することも可能です。断面を表示させたい位置でマウスを左クリックし、マウスを表示させたい断面方向に移動させて、再度、左クリックすると、断面線が描かれ、図12に示すように、断面線での流速のグラフが表示されます。

図12:縦方向断面での情報のグラフ表示

 なお、断面線は、図12に示す縦方向と、図13に示す横方向のみで、斜め方向や任意曲線での断面は表示できません。

図13:横方向断面での情報のグラフ表示

 また、断面線を表示するとマウスカーソルは断面線上に固定され、カーソルの移動に伴い、グラフ上の数値を表示します。グラフを削除するには、マウスを再度左クリックします。

Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.