モバイルロボットの導入で生産現場の自動化を推進FAニュース

KUKAは、ドイツ・アウグスブルクにある同社のロボット生産工場を、従来の複数ラインシステムからリーン生産方式に刷新する。同ラインでは、新たに同社のモバイルロボットを採用し、さらなる自動化を推進するという。

» 2015年12月22日 07時00分 公開
[MONOist]

 KUKAは2015年12月2日、ドイツ・アウグスブルクにある同社のロボット生産工場を、従来の複数ラインシステムからリーン生産方式に刷新すると発表した。約140mに及ぶ生産ラインを建造すると同時に、自動化を推進し、年間2万台以上のロボット生産を目指す。

 新たな生産ラインには、同社の軽量ロボット「LBR iiwa」と、全方向に駆動できるKUKAモバイルプラットフォームを組み合わせた「KUKA Mobile Robotics iiwa」(以下、KMR iiwa)を導入。ロボットの組み立て作業場において、KMR iiwaが生産原料やネジ、シールリング、ナットなどの小さな部品を自動的に供給・分配する役割を果たすという。

 KMR iiwaは、全方向に動ける車輪を搭載し、目的の場所へ確実に移動が可能。狭いスペースでの位置決め精度は、最大±1mmを可能にしている。電源供給にリチウムイオン電池を使用し、可搬重量も自由に変更できる。

photo
photo

FAメルマガ 登録募集中!

famerumaga

FAニュースをはじめ、産業用ロボット、インダストリー4.0、PLCや産業用ネットワーク、制御システムセキュリティなど注目の話題をまとめてお届けしています。

ぜひ、メルマガ配信のご登録をお願い致します。


関連キーワード

ロボット | FAニュース | 工場 | ドイツ | 生産体制


Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.