管理職採用、50〜300人程度の企業を中心に増加傾向キャリアニュース

人材紹介会社集合サイト「ミドルの転職」が、転職コンサルタントを対象に「管理職」に関するインターネット調査を実施。中小企業が組織強化を目的として、営業管理職の人材を求めるケースが多いことが分かった。

» 2016年01月05日 11時00分 公開
[MONOist]

 エン・ジャパンが運営する人材紹介会社集合サイト「ミドルの転職」は、2015年11月20日に「管理職」についてのアンケート調査結果を発表した。

 対象者はミドルの転職を利用している転職コンサルタント。そのうち118名から回答を得た。まず「1年前に比べ、管理職求人は増えているか」と質問したところ、53%が「増えている」と回答した。

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 次に「管理職の募集背景として多いもの」を尋ねたところ、「組織力強化を目指したマネジメントポジション新設のため」(49%)という理由が最も多かった。

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 管理職を求める企業の規模は、従業員数が「50名〜100名未満」と「100名〜300名未満」が44%で同率最多。続いて「300名〜500名未満」が25%だった。

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 募集が多い職種は「営業・マーケティング」(55%)、「事務・管理」(43%)、「経営・経営企画・事業企画」(40%)が上位を占めた。

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管理職として期待する能力は

 また「企業が管理職として採用する人に期待する能力」については、多くの転職コンサルタントが「プレイヤーとして、高い実績を出す能力」(53%)と「目標達成に向けた戦略立案能力」(51%)の2点を挙げた。

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 アンケート結果から、市況が好調なうちに営業組織を強化し、売上拡大を図りたいという中小企業の思いが読み取れる。管理職として、業績や人員を管理するだけでなく、自らが高いパフォーマンスを発揮して部下を牽引する「プレイングマネージャー」としての役割が期待されていると言えるだろう。

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